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NEC、平成20年3月期の業績予想を下方修正〜資産売却の中止や関係会社株式等評価損失など

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 日本電気は18日、1月29日の決算発表時に公表した平成20年3月期(平成19年4月1日〜平成20年3月31日)の業績予想を修正した。

 当初公表された連結通期業績予想は売上高が4兆7,000億円、営業利益が1,300億円、経常利益が800億円、当期純利益が300億円。修正された業績予想では、売上高が1.9%減の4兆6,100億円、営業利益が15.4%増の1,500億円、経常利益が37.5%増の1,100億円、当期純利益が40.0%減となる180億円となっている。

 、あた。単独通期業績予想は、売上高が修正なしの2兆3,500億円、営業利益が28.6%増の450億円、経常利益が60.0%増の480億円、当期純利益が410億円減のマイナス110億円となった。

 同社では、業績予想修正の理由として、連結業績の売上高はエレクトロンデバイス事業やその他セグメントにおける連結子会社の売上減、営業利益は連結子会社のNECトーキンの業績悪化が見込まれるもののモバイル/パーソナルソリューション事業におけるモバイルターミナル、およびパーソナルソリューション分野、エレクトロンデバイス事業における半導体分野などの改善、経常利益については営業利益の増加にくわえて持分法投資損益の改善や固定資産廃棄損の減少などによる営業外損益の改善、当期純利益については資産売却を中止したことにより従来見込んでいた特別利益が減少したことやNECトーキンにおいて事業構造改革費用等の計上や繰延税金資産の一部に対して評価引当金の計上をしたこと、NECエレクトロニクスの米国子会社の繰延税金資産に対して評価引当金を計上したことなどを挙げている。

 また、単独業績の営業利益はモバイルターミナル分野などの改善、経常利益は営業利益の増加や固定資産廃棄損の減少による営業外損益の改善、当期純損益については資産売却の中止により特別利益が減少したことや米国子会社の株式評価損など関係会社株式等評価損失が約370億円増加したことを修正の理由として挙げている。
《富永ジュン》
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