「今年から日本に照準」——日本エイサー、世界初の16:9パネル搭載ノートPC発表会 | RBB TODAY

「今年から日本に照準」——日本エイサー、世界初の16:9パネル搭載ノートPC発表会

 日本エイサーは25日、都内で新ノートPCの発表会を開催。「Gemstone Blue」シリーズの新ノートPC「Aspire 6920」を発表するとともに、日本市場を狙う事業戦略を語った。

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日本エイサー代表取締役社長ボブ・セン氏。今回の発表会は、3月12日(現地時間)にニューヨークで行われた同社のプレスカンファレンスの第2弾として行われた形になり、同社が日本市場にかける意気込みが伝わってくる
  • 日本エイサー代表取締役社長ボブ・セン氏。今回の発表会は、3月12日(現地時間)にニューヨークで行われた同社のプレスカンファレンスの第2弾として行われた形になり、同社が日本市場にかける意気込みが伝わってくる
  • 発表会の登壇者。左からドルビージャパンのベン・ティング氏、ボブ・セン氏、エイサーインコーポレイティッドのAndy Chang(アンディ・チャン)氏、インテルの江田麻季子氏
  • HPやデルといった競業他社の重要な部門であるダイレクト販売を行わず、量販店などの販売チャネルを使って普及を狙うのが同社の方針。2007年の総売上高は140億ドル超(約1兆5,000億円)に達した
  • シリーズ名のとおり青をイメージカラーにした本体
  • 指紋認証といったビジネス向け機能も。そのほか、Bluetoothにも対応
  • タッチで操作できるメディアコンソールも青く発光
  • 「NeoWeave」と呼ばれる、感触にこだわったパームレスト(写真は「Aspire 8920」のもの)
  • 本体左側面。HDMI端子もここに
 日本エイサーは25日、都内で新ノートPCの発表会を開催。「Gemstone Blue」シリーズの新ノートPC「Aspire 6920」を発表するとともに、日本市場を狙う事業戦略を語った。

 今回の発表会には同社代表取締役社長のボブ・セン氏のほか、インテルマーケティング本部本部長の江田麻季子氏やドルビージャパン営業部シニアマネージャーのBen Ting(ベン・ティング)氏らが出席。自社の技術について解説するとともに、連携の強力さをアピールした。

 同社は昨年8月に米ゲートウェイを買収。このときレノボを抜き、HP、デルに次ぐ世界第3位のPCベンダーとなった。とりわけノートPCベンダーとしてのシェアは世界で2位、ヨーロッパ地域ではトップとなっている。しかし、日本市場ではトップ10の中にも名前があがらない状態だ。こうした状況に対し、製品の説明に先立って挨拶したボブ・セン氏は「今年からは日本マーケットを照準にしている」と宣言。現在同社の売り上げの55%はEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ地域)でのものだが、他地域での売り上げを拡大することで「これを50%以下にしたい」と意欲を語った。また、「Acer」「Gateway」「eMachines」といった複数のブランドを活用し、マルチブランドで製品を展開。「“OEMのエイサー”から“ブランドのエイサー”へ」という戦略を打ち出している。

 とはいえ、今年から本格的に市場を狙い始めて、「いきなり第3位、第5位に入るようなことは考えていない」とセン氏はコメント。まずはこの2年間で拡大してきた販売チャネルを使ってエンドユーザーに届く製品をリリースしていくと、じっくりと構えている。

 こうした日本市場でのシェア拡大を狙う製品の第1弾となるのが今回発表されたAspire 6920だ。「持ち運べるホームシアター」と銘打たれたこの製品は、世界初となるハイビジョンテレビと同じ16:9のワイド液晶パネルを搭載。液晶サイズは16型ワイドで、最大解像度は1,366×768ピクセル(フルワイドXGA)。フルスクリーンでテレビなど向けの映像コンテンツを楽しめる仕様になっている。また、上位モデルには読み込み専用のBlu-ray Discドライブを搭載。グラフィックチップにGeForce9500M GS(512MB)を採用するなど、グラフィック性能も強力になっている。HDMI端子も備え、デジタルコンテンツを楽しむための機能を充実させている。
 
 また、2.1chスピーカーを搭載し、ドルビーのPC向け技術「Dolby Home Theater」を採用。ヴァーチャル5.1chサウンド再生や、2ch音源をサラウンドに拡張して再生することができる。

 同製品はスペック違いで3モデルあり、それぞれOffice有無のモデルが用意される。共通仕様として、メモリは2GB(最大4GB)で、OSはWindows Vista Home Premium。30万画素のWebカメラや、6in1のカードリーダーを搭載。IEEE802.11a/b/g対応の無線LANを備える。本体サイズは幅385×高さ43.6〜39.3×奥行き275mm、重さは3.5kg(標準バッテリ含む)。バッテリフル充電時の最大駆動時間は約2.3時間。発売は4月25日。そのほかの主なスペックは以下のとおり。
 
●「AS6920G-832G32」
CPU:Core 2 Duo T8300(2.4GHz)
チップセット:PM965
グラフィックス:GeForce 9500M(512MB)
光学ドライブ:Blu-ray(読み込み)およびDVDスーパーマルチ(2層対応)
予想実売価格:190,000円前後
※ Office Parsonal 2007搭載の「AS6920G-832G32F」は210,000円前後

●「AS6920G-812G25」
CPU:Core 2 Duo T8100(2.1GHz)
チップセット:PM965
グラフィックス:GeForce 9500M(512MB)
光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ(2層対応)
予想実売価格:160,000円前後
※ Office Parsonal 2007搭載の「AS6920G-812G25F」は180,000円前後

●「AS6920-602G16」
CPU:Core 2 Duo T7500(2.2GHz)
チップセット:GM965
グラフィックス:GMA X3100(チップセット内蔵)
光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ(2層対応)
予想実売価格:140,000円前後
※ Office Parsonal 2007搭載の「AS6920-602G16F」は160,000円前後

 また、ヨーロッパ、米国で今月発売される18.4型ワイド液晶搭載の「Aspire 8920」も発表されたが、こちらは国内での発売は夏以降。これは15〜17型前後が主流である国内のノートPC市場に合わせて、まずは16型ノートPCを投入する形にしたという。なお、Aspire 8920は6つのスピーカーを搭載する5.1chシステムを採用する。アメリカでの価格は1,399ドルから、ヨーロッパでは1,399ユーロから。
《小林聖》

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