富士通フロンテック、「RFIDかんばん」による部品供給管理システムを開発〜新潟工場と取引業者間でリアルタイム化を実現 | RBB TODAY
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富士通フロンテック、「RFIDかんばん」による部品供給管理システムを開発〜新潟工場と取引業者間でリアルタイム化を実現

エンタープライズ その他
UHF帯RFIDタグ100枚の移動一括読取り書込み技術
  • UHF帯RFIDタグ100枚の移動一括読取り書込み技術
  • UHF帯RFIDを採用した「RFIDかんばん」
  • UHF帯RFIDと一括読取り技術を活用したJITコントロールシステム
 富士通フロンテックでは5日より、UHF帯RFIDタグ付きリライタブルシートを納入指示のかんばんに用いた部品供給管理システム「ジャストインタイム(JIT)コントロールシステム」の運用を開始した。富士通フロンテックが自社開発したもので、ATMやPOSなどを製造する新潟工場と、同工場に部品を供給するサプライヤー(取引業者)との間で利用される。

 「JITコントロールシステム」は、調達部品の納入指示と入荷・検収、それに製造ライン供給までのモノの動きをリアルタイムに把握するため、通信距離が3〜4mと長いUHF帯RFIDタグ付きリライタブルシートを「RFIDかんばん」として採用した。さらに富士通グループ独自の「UHF帯RFIDタグ100枚の移動一括読取り書込み技術」を組み合わせることで、入荷・検収時に部品のパレット単位での一括同時読取りを可能とした。新潟工場内のみでなく、サプライヤーまで含めたトータルなSCM(Supply Chain Management)として徹底することで、部品の納入指示から現在の位置や在庫状況、そして製造ラインへの供給状況をリアルタイムに把握できるとのこと。

 これにより、物流ポイントにおける時点情報入力の作業高精度化と省力化、およびモノと情報の一元化が実現するという。

 なお、UHF帯RFIDを採用した「RFIDかんばん」による、製造工場とサプライヤー間におけるJITの実運用は、国内で初めてとのこと。将来的には、約30社のサプライヤー間にまで「RFIDかんばん」を発行したいとしている。部品発注・納入指示・RFIDかんばんの発行状況・各実績など多様な情報の共有化を、取引企業間で実現したいとのこと。
《冨岡晶》
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