世界初、「かぐや」が月の裏側の連続反射スペクトルを観測——月の鉱物分布や表面物質などを解析 | RBB TODAY

世界初、「かぐや」が月の裏側の連続反射スペクトルを観測——月の鉱物分布や表面物質などを解析

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スペクトルプロファイラ観測原理
  • スペクトルプロファイラ観測原理
  • スペクトルプロファイラの初データの観測場所
  • スペクトルプロファイラの初データ
  • クレータ周辺のスペクトルプロファイラデータ及びマルチバンドイメージャ画像
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日に、月周回衛星「かぐや(SELENE)」がスペクトルプロファイラ(SP)による観測を11月3日(日本時間)に実施し、その後のデータ処理を経て、本機器が正常に観測を行っていることを確認したと発表した。

 スペクトルプロファイラ(SP)は、衛星直下の月面からの可視近赤外域連続反射スペクトルを観測する分光計で、広い波長域(500〜2600 nm)、高い波長分解能(6〜8 nm)・空間分解能(500m)により分光観測を行うもの。「かぐや」は、11月3日にスペクトルプロファイラの初期機能確認を行い、月の裏側において1,000km以上に渡る地域の連続反射スペクトル観測に成功した。スペクトルプロファイラが行った月の裏側の可視近赤外域連続反射スペクトルの観測は世界で初となる。

 スペクトルプロファイラによる可視近赤外域連続反射スペクトルは、月面に分布する鉱物の種類と量の精密推定に利用される予定で、鉱物の空間分布を観測するマルチバンドイメージャ(MI)、月面の元素分布を調べる蛍光X線分光計(XRS)、ガンマ線分光計(GRS)のデータと合わせて解析することにより、月面の物質に関する包括的な情報を得ることが出来る見込み。
《冨岡晶》

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