デジタルハイビジョンアニメを一般参加のPCで分散レンダリング——NTTデータ他 | RBB TODAY
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デジタルハイビジョンアニメを一般参加のPCで分散レンダリング——NTTデータ他

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デジタルハイビジョン環境における第3世代アニメーションの研究と実証 ウェブサイト
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 WHIRLWIND、イージア、NTTデータの3社は15日より、“cell computing βirth/セルコンピューティングバース”を利用し、参加者のPCで手分けしてデジタルハイビジョンアニメーションの映像をレンダリングするプロジェクト「デジタルハイビジョン環境におけるアニメーションの研究と実証」を開始した。

 ホラーアニメーション「The Bride」のパイロット版約30秒の2D/3D-CG合成アニメーションとして作成する。物語は幻想的な洋館内で展開されるため、背景となる洋館内の画像をFull 3Dでモデリングし、分散レンダリングすることでさまざまな角度から見た背景画像を、これまで以上にリアルに表現できると期待されている。まずFull-HD(1920×1080p, 30fps)作品としてパイロット版製作を行い、上映およびインターネット配信がされる予定。

 NTTデータが“cell computing βirth/セルコンピューティングバース”で培ってきた分散レンダリング技術と既存の製作技法を基に、、WHIRLWINDとイージアが共同で、デジタルハイビジョンに対応したアニメーションを製作する実証実験となる。

 “cell computing βirth/セルコンピューティングバース”では、“elecle@cellcomputing(エレクル@cellcomputing)プロジェクト” を初めとしてさまざまな分散レンダリング実験で検証された技術だけでなく、現在稼働中の“sekigaharaプロジェクト”で開発・オープン化されたJavaのレンダリングソフトを利用する。さらに、新しい試みとしてLiveCDによるクライアント環境も用意されている。Ubuntuの最新日本語バージョン7.10をベースに、NTTデータが開発したTOMOYO Linuxを組み込んだものになっている。

 参加するには、PCの必要な仕様を確認した後、cell computing βirth/セルコンピューティングバースのアカウントを作成し、メンバーソフトのダウンロードとインストール、“HD-Animationプロジェクト”への登録を行う。詳しくはキャンペーン用Webページを参照のこと。
《冨岡晶》
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