ディズニー、携帯事業へ参入——ソフトバンクモバイルと協業、2008年ケータイ市場は熱くなる!?
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このサービスは、「ディズニー・モバイル」という名称となるとして、MVNO方式によって、ディズニーがソフトバンクモバイルの回線などを使用する形で行われる予定だ。サービス開始は2008年春ごろとしているが、年明けにもより具体的な内容の発表を行うとしている。
両社の広報部によれば、今回の協業は単なるMVNOという関係にとどまらず、サービスや製品開発についても連携したものになるという。具体的なサービスや製品は明らかにされていないが、ソフトバンクモバイルがすでに展開している「キャラケー」によるコラボレーションとは別なものになるはずだ。
ディズニーキャラクターを使った携帯端末や公式メニューなどはすでに複数のメーカーやキャリアで展開されている。これらは、メーカーやキャリアがディズニーとライセンス契約を結んでキャラクターなどコンテンツを利用している形だが、今回の発表では、ディズニー本体がキャリアとしてディズニーブランドの携帯サービスを行うわけだ。ユーザーからみると、NTTドコモ、au、ソフトバンクといった携帯電話会社に「ディズニー」が追加されることになる。
はっきりとしたプランとして両社は明確にしなかったが、ディズニーストアや全国2,464店舗を展開するソフトバンクショップで、ディズニー・モバイルのケータイが販売されることになりそうだ。その製品(端末やサービス)がどんなものになるかは未定だが、ユーザーとしては、ディズニーならではのパッケージングを期待するだろう。
以前に「どらえホン」という外観がファミレスのおもちゃコーナーにあるような携帯端末が発売されたことがあるが、ミッキーやプーさんの形をしたケータイが開発されたら喜ぶ人はいるのではないか。また、セキュリティや機能を特化したディズニーならではの「キッズケータイ」の出現もあるかもしれない。さらに、ディズニーランドのチケットや食事の予約、会場内のイベント情報など、プレミアムや優先のあるサービスメニューは非常に魅力的な商品になる可能性がある。
iPhone、GPhoneといったいわばウェブ系企業のケータイ市場参入に続いて、2008年はケータイ市場が新しいフェーズに入る年といっていいだろう。