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IDC、国内サーバー市場動向を発表!IBMが2四半期ぶりに首位、2位は日本HP

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 IDC Japanは24日、2007年第2四半期(4〜6月)の国内サーバー市場動向を発表した。国内サーバー市場規模は1,298億円となり、前年同期と比較して7.4%縮小。4期連続のマイナス成長となった。また、2007年第2四半期の出荷台数は12万1,000台で、前年同期比12.2%減だった。


 市場の牽引役であったx86サーバーが、2期連続のマイナス成長。今期のx86サーバーの出荷台数は前年同期比11.6%減だった。これは、大企業による更新需要が谷間に入ったことと、新規の大口需要が一巡したことが主要因とのこと。IDC Japanサーバー グループマネージャーである中村 正弘は「現在の需要停滞は、製品の買い替えサイクルによる周期的な要因が大きいとみている。この仮定が正しいとすれば、x86サーバーの需要は遅くとも2008年第1四半期には再び上向くものと考えられる」と述べている。

 今期のx86サーバーは、出荷金額では前年同期実績をわずかに上回り、プラス成長を確保。前期と同様に、単価の上昇傾向が観察された。x86サーバーの性能が著しく向上しているため、その処理性能に見合った量のメモリーを搭載するなどリッチな構成で購入されるケースが増えており、これが単価の押し上げ要因になっていとしている。同社では、この傾向は今後も継続する可能性が高いとみているという。

 第2四半期の市場動向を製品分野別にみると、プラス成長を達成したのはx86サーバーだけだった。RISC&IA64サーバーは、前年同期比16.4%減。IA64サーバーは単独でもマイナス成長だった。IA64サーバーが前年同期割れになるのは、最近4四半期で3回目。大型案件以外に、有力な成長要因がなくなっており、一方メインフレームは前年同期比1.1%減にとどまった。

 ベンダー別では、IBMが2四半期ぶりに首位に返り咲いた。RISCサーバーが好調、x86サーバーとメインフレームも堅調だった。2位は3期連続で日本HPが確保。RISC&IA64サーバーは比較的堅調だったが、x86サーバーが不振だった。前期1位だった富士通は3位に後退。x86サーバーとメインフレームが好調だった。上位ベンダーでプラス成長を達成したのは日立製作所とデルだった。
《RBB TODAY》
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