【新米編集者みおみお日記(本体編)Vol.1】初めてのBTO | RBB TODAY
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【新米編集者みおみお日記(本体編)Vol.1】初めてのBTO

IT・デジタル その他
「新しいマシンがほしいなら、BTOで探しなよ。企画にもなるし」
新PCがほしいと嘆く私にデスクが声をかけてくれました。
BTO?それは一体なんぞや?
  • 「新しいマシンがほしいなら、BTOで探しなよ。企画にもなるし」
新PCがほしいと嘆く私にデスクが声をかけてくれました。
BTO?それは一体なんぞや?
  • オシャレオフィスビル。いっそ住みたい
  • お邪魔しまーす…
  • 池田 正 社長
  • 下村 雅紀 インターネット事業部 取締役
  • ストーム・システムテクノロジーの応接室にて
  • 池田さんの机。お子様の写真が…!!いいパパさんぶりが偲ばれて暖かいです。
  • ちょっと社内を見学中。故障などのチェックをするんだそうです
みおみおです
いきなりですが会社で使ってるPCが遅いです。
メール受信2000通で、3時間費やすこともしばしば。
前に組み立てたマシン?
とられましたよ。編集部のだれかに。

「新しいマシンがほしいなら、BTOで探しなよ。企画にもなるし」
嘆いてるところに、デスクが声をかけてくれました。
BTO?なんぞや?
さっそく作業中のブラウザで検索。

Build
To
Order

でBTO。
いわゆるパソコンのオーダーメイド。

組み立ててほしいパーツを指定して、
お店の方に組み立ててもらうPC販売の形。

早速ウェブでいろいろ見てみると、1つ興味を惹かれたサイトが1つ。
論評サイトで「激安!」マークがさん然と輝きます。
Stormって言うらしい。

ホームページに行くと、目に飛び込んできたサイトは、もう情報量が半端じゃない。
所狭しとPCの写真、スペック表、お値段、お得情報がぎっしりです。
これ全部BTOなの?
組みあがってるっぽいよね?両方扱ってるってコト?
でも全部にBTOって書いてあるなぁ…

うーん。
ここはいっそ、このStormの本拠地に乗り込んじゃいましょ
もうそろそろ自作系の知識増やしすぎるのにも歯止めをかけたいけど、得なお話にはいつまでも敏感でいたい!

さて。

淡路町駅。
ここは、もともと武家屋敷の町だそうで…
今じゃすっかり、ビルが立ち並ぶオフィス街の貫禄。
でも、オフィスっても、神田って活版の町ってイメージ。
それこそ老舗の会社が多い風味を感じますが、
こんなところにPCのしかもBTOの会社が?

サイトにあった住所を頼りに、駅近くのガソリンスタンドを曲がると
おしゃれマンションと見まごうビルが1つ。
こういうところ相手の取材だったら楽しくなるんだけどねぇ……
乾いた笑いで通り過ぎようとしたら、
ビルに表記されてる住所が、まさに目的地。

これか!!

そんなこともあるもんだ…
改めて、見上げる。うおーすげー。
こんなとこ入れるなんて、Stormって儲けてる?!

「そうですね、正直な話、儲けてます」
社長にぶっちゃけてみたら、こっちがたじろぐくらいの貫禄で言われてしまいました。

ただいまStormの本拠地ビル内、応接室でございます。
ストーム・システムテクノロジー社長の池田さんと
同じくインターネット事業部の取締役 下村さん。
今日は、とある人脈を使って、お2人に時間を作っていただきました。

いや、まずは落ち着け私。
お二人の印象から語ろうじゃないか。

・「おっしゃぁっ!俺について来い!!」っと、その逞しい腕で、社員全員抱え上げて前線をつっ走っていきそうな池田さんと、
・冷静沈着、技術系エキスパート、手に職どころじゃなくて全身すべて職でできてます、のような下村さん

フィクションっぽく印象を語ってたら
ちょっとずつ緊張が解けてきました。
これぞ日本のオタクのなせる業。
想像力って、こんな風にも使えるんだね。
私だけかな。

え、っとでは…基本的な質問から…
BTOでマシンを新調したいと考えてるんですが、
BTOの良さってどんなところでしょう…?

「カスタマーの視点だと、選択余地があるってことは大事だね」
と池田さん。
明らかに挙動不審だった私にも、優しく答えてくださいました。

ふーむ、なるほど。
余計なパーツを選ばなくていいし。
好きな部分を付け足すこともできるし。
自作しようとすると、何をどう組み合わせられるのか、ってどうしても素人と玄人の知識の壁が。
よく知ってるプロに細かいところ任せられたら、ユーザーとしては頼もしい限り。

「経営側としては、コスト面。店舗を出すのは人件費も土地代も結構か
かるから。コストが安く済めば、それは価格に出すこともできる」
池田さん、さすがの経営手腕。プロにお話聞いてるという手ごたえを感じます!

Stormは昔、秋葉原にショップを持ってたこともあるとか。
その当初から通販もやってたけど
上記のような理由で、店舗をやめて、通販一本に絞ったとのことですよ。

秋葉原、土地代お安くないですもの
30×40cmくらいのショーケース借りるだけで、
月3、4000円はし……なんか次元が違う。


えとえと。では次に…
Stormでは1日でどれくらい売り上げるんです?

「平均すると、1日に30〜50台くらいですかね」と下村さん。

平均ですとな。

「1日に2000台とか、入ることもあるから」
そこへ池田さんが爆弾発言!
すごい!なんですか、その数!

「法人も大事なお客様で、会社の部署全部でとか、大学のPCを入替えたいとか、そんな注文を受けると、多くてそれくらいの数になることもあるんですよ」
実は顧客に私の出身学校も入ってたりして…
そういえばカタログにある、この安めのマシン、学校のPCルームでよく見た気がします。

ここで忘れちゃいけないのがStormはBTO専門だってコトです。
つまり、そんな大量発注もBTOなんですよね?

「そうです」
下村さん。

いわゆる、作りおいた物を渡す、ってのとは違うわけですよね?

「そう。既製品とは違う、でも全部同じ仕様の2000台」

ってことはつまり……
2000台、全部手づくり……?!

「うん、もちろん」(池田社長)
2000台じゃそれくらい当たり前だぜ、と言わんばかりです。
当たり前なんですか?
2000台ですよ!
1日に何台作れば、日が暮れていきますか!!

「こういう発注を受けると、もう数か月これにかかりっきりですねぇ」
2人して笑ってるけど、これって笑える話なのかな、かな。

組み立てて、テストして、送る。
できたものからどんどん納品。
置く場所も困るだろうしね、そりゃそうだね…
数か月、ずっとこれの繰り返し。
しかも全部同じ仕様。
おおお…気がどうかなっちゃいそうだ…

まさかそれ全部このオフィスでやってる訳では、ない、ですよ…ね?
このオフィスもとても綺麗ですが、
さすがにここで延々2000台も作るのは…いやBTOの常識が測れないからもしやとか…

「まさか!高尾の方に工場があるんですよ、そちらで作ってます」

そうですよね!あーよかった!ちょっとほっとしました。

ほっとしたらおなかが…そういや今日は朝からゼリーしか食べてません。

…あくまで、これからの後学のために知りたいんですが
ここら辺で美味しいお店ってありませんかね!
池田さんに尋ねてみました。

「そうですねぇー。魚は好きですか?」

SAKANA!
魚食べてるときが、一番いい顔しますよ、私は!
だてにうお座じゃありません。
ってそれじゃ、とも食いじゃねぇかっ!

魚と聞いてテンションがおかしくなってる阿呆が一名。

「じゃあ食べ行きましょう!」
池田さんの突然の提案。
え、今から皆さんで?!
お仕事中に悪いですよ、(オロオロ)。

としてる間にも、池田さんは外出用に荷物をとりにオフィス内部へ。
その背中をみつめるしかない私。
すごい、やっぱり即決即行!

そうして出てきた神田の町並み。駅とは少し離れた道を進むと、
とたんに趣き溢れた建物が見えてきます。
昔は武家屋敷だった土地柄。
路地にあった看板に、今の地図と昔の地図の比較がありました。
昔の地図、2、3の大きな家紋がしっかりと書かれています。

そこからちょっと歩いたところにあった『藪蕎麦』なる、老舗料亭の構えの蕎麦屋さん。
味も素敵なことこの上ないそうですが、店員さんが歌うそうです。
「ざぁ〜るぅ〜〜」
うん、ちょっと行ってみたい。

でも、お目当てのお店はここではなく、この角を通り過ぎてちょっと行ったところにありました。
小さい入口で、ただ歩いてるだけなら見逃してしまいそうな戸口をくぐると、綺麗な和風のつくりの小料理屋さん。
メニュー…わ、5個しかない。
サバの塩焼き、鮭の塩焼き、ぶりの照り焼き、さしみ…あと1つが出てこないけどっ!
どれも見てるだけで、そのままご飯いけちゃいそうな文字達です。
いや、さすがにそれは変態くさいな。
伏せておこう。

11:00開店で、11:30に出向いたにもかかわらず、池田さんオススメのカマは売り切れ!どういうこっちゃい!!
とても池田さんがとてもショックを受けているしょうでした。
そこまで食べたくなるカマって…一体どんなもの…ゴクリ。

でもないものは仕方なく。
そこで池田さんはサバの塩焼きを、
私はブリの照り焼きをそれぞれ注文。

わくわくして待つ至宝の時間を経て、
やってきました、上品な器に、確かな存在感で盛られたサバとブリがっ!

「女性の方には、ご飯、小盛りにしておきましたね」
運んでくれたお店の方が優しく私にご飯を手渡し…

「いやいや!若いんだから!もっと食べられるよ!」

そこへ池田さん、お店の方に思いっきり突込み!!

おおっおおおお?!
そのやり取りに戸惑ってる間に、
お店の方も心得た風に、あらあらと笑って
「そうですね、失礼しました〜」
渡される寸前でお茶碗を持ってまた下がり、
次に出てきたのは社長と同じ盛りの白いご飯。
唖然とする私。

……でも確かに!美味しい魚にご飯は必須!これくらいまったくの楽勝!!
そこにあるのは若さよりも!魚への愛!!

追記:ちゃんと最後の一粒まで完食いたしました。

あー…口の中に残るブリの後味…ほぉう、やばいくらい幸せ…

食事が終わってから、池田さんが思いついたように一言。
「夏休みは暇?」
あ、はい!今ちょっとブリが…何か仰いましたか!
基本、常に暇です!

「高尾の工場まで、見てくるってのはどうかな」
BTOがどんな風に作られてるか、ですか。
それは確かに興味あります。
でも高尾って遠いですねー。日帰り出張…ちょっとしんどいかもですなぁ…

「よし、じゃあ宿用意しといてあげるわ。いいとこがあるんだよ〜」

や、宿!
「温泉があるんだよ!」
温泉!!
温泉卵、温泉饅頭!湯の花まんじゅう、
湯上りに海の幸で一献。ほぅ…

めくるめく妄想の中に漂っていると、池田さん、電話を取り出してなにやら話してます。
「あーあの宿、空いてるか確認してほしいんだけど」
あれ、え、ほんとにお宿??
宿場のお世話までしていただいちゃうので?
え?え?え?

しばらくして、池田さん、話が一区切りついたのか、携帯をおくと
「空いてないみたいだわ。夏休みだからねぇ」
ほ、ほんとに確認してたのですね……!

宿が話題に上ってから5分も立ってないうちに怒涛の展開。
ほんと、池田社長のパワフルさには舌を巻きます。

これは学ぶべきところが多すぎる人かもしれぬ…!!

なんとお魚定食はご馳走に!ありがとうございました!

ここで、Stormさんからは失礼して、帰社。
べ、別におなか一杯になったからじゃないんだからねっ!
早速Stormのサイトを開いて、PCを注文してみました。
会社からの助成金はいくらでるのかな〜
出なかったら化けて出てやるわ〜

さて。
StormサイトでデスクトップPCのページを開き、
お値段で大まかにいくつかのランクに分けてる中から、まずざっくり選ぶ。
最初の戸惑った、このフルセット表示も、会社訪問した後なら問題ない!
これはあくまで「基本価格」、そして基本セット!
ここから自分独自の組み合わせで注文ができる!

完璧?

…そうねぇ。
最上級アルティメットなんてどうかしら!最上級アルティメット!!
私の給料3か月分!!以上!

なので無理。

ちょっと頑張ってみて、ハイエンドミドルタワータイプとかかな。
15万前後。
Core2Duoで静音ファンで、メモリも1GBのHDDもとりあえず320GBあれば十分じゃない!これで基本価格12万3,900円(税込)って、そーうとうお安いっすね…
激安の本領をココに発見

一覧から
『Storm Metaphor 「Vista」』を選ぶと、今度はそのシリーズの紹介ページに飛びます。

ここでまた詳しくスペックチェックも可能。

これでいい!と思ったら、左にある「お支払い方法」を「銀行振込・代引き」、「クレジットカード」、「ショッピングクレジット」から選ぶと
お待ちかねのパーツオプション選択画面!
ここで一気に、CPU高性能やら、メモリ増設やら、HDD増量やら、スピーカーつけちゃうとか!設定しまして、お値段は!!


うひひ。
ナニをどう頼んだかは、今回はヒミツ。

来週、ちゃんと申込がうまく行ってるか、工場に確認してきまっす!
《RBB TODAY》
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