ミクシィ、第1四半期の決算発表〜ビジネスモデルは会員収入から広告モデルへシフト | RBB TODAY

ミクシィ、第1四半期の決算発表〜ビジネスモデルは会員収入から広告モデルへシフト

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 ミクシィは7月31日に、平成20年3月期第1四半期の業績について発表を行った。

 平成19年4月1日〜平成19年6月30日における業績をまとめたもので、基本的には底堅い景気回復を背景に、インターネットメディア事業、およびインターネット求人広告事業の販売がともに順調に推移し、当第1四半期の売上高は21億4928万8千円(前年同期比143.9%増加)となった。営業利益は9億1122万4千円(前年同期比101.4%増加)、経常利益は9億1389万円(前年同期比101.9%増加)、当第1四半期純利益は4億9642万8千円(前年同期比88.6%増加)となった。

 インターネットメディア事業においては、モバイルサイトのデザインリニューアル、機能の向上やSNSの認知度向上により、ユーザ数は平成19年5月20日に1,000万人を突破し、平成19年6月30日現在で約1,067万人、月間ページビュー(PV)はパソコン経由が約64億PV、携帯電話経由が約52億PVとなった。また、より広告効果の高いターゲティング広告やSNS機能を活用したタイアップ広告の販売も好調で、結果、当第1四半期の売上高は18億1566万4千円(前年同期比227.3%増加)となった。また、売上高のうち広告売上高は16億7122万7千円(前年同期比243.8%増加)、プレミアム会員料金による売上高は1億4443万7千円(前年同期比110.4%増加)となった。

 インターネット求人広告事業においては、他社との差別化、自社媒体である「mixi」の活用などにより、当第1四半期の売上高は3億3362万3千円(前年同期比2.2%増加)となった。

 前事業年度末から当第1四半期会計期間末までの財政状態の主な変動としては、総資産については、平成19年8月に予定している本社移転に伴うビルの敷金の支払いによる敷金保証金の増加により、固定資産が10億1051万5千円から13億4977万4千円に増加。負債および純資産については、法人税等の支払いによる未払法人税等の減少により、流動負債が11億7700万円から7億3893万9千円に減少した。利益剰余金は17億8960万8千円から22億8603万6千円に増加している。

 ミクシィでは「業績予想については概ね予想通りに推移しており、現時点におきましては前回公表の通期の業績予想に変更はありません」としており、引き続きSNS等のインターネットサービスが拡大を続けることで、インターネット広告による収入、インターネット求人広告事業での収入が増大するものと思われる。実際、直接的な収入であるプレミアム会員料金による売上高およびその伸び率より、広告売上高のほうがはるかに大きく、SNSのサービス自体を「メディア」とした、収益率の高い広告モデルで順調に推移しているのが見て取れる。今後の課題は、ユーザをつなぎとめるサービスやコンテンツを維持・追加できるか、にかかっているだろう。
《冨岡晶》

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