【GW特集:ソニー ポータブルカーナビの実力検証! Vol.4】ビーコンユニットでVICS対応 | RBB TODAY

【GW特集:ソニー ポータブルカーナビの実力検証! Vol.4】ビーコンユニットでVICS対応

 米国でいま人気の高いカーナビは、GPSアンテナ内蔵のポータブルカーナビ(配線が電源のみでOK)だ。ソニー製のPNDであるnav-uを使ってみたので、その詳細をレポートしたい。最後は、ビーコンユニットの評価と総評。

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VICSビーコンを受信した状態でのルートガイド表示。左下の「VICS」の文字とビーコンを受信した時刻が表示される。水色が道路状況の表示で渋滞なしを意味している
  • VICSビーコンを受信した状態でのルートガイド表示。左下の「VICS」の文字とビーコンを受信した時刻が表示される。水色が道路状況の表示で渋滞なしを意味している
  • PTPS(公共車輌優先システム)の案内もでる
  • 「光ビーコン高度化試験中」のメッセージ。VICS表示が赤くなっているのは、ルート上に渋滞が発生していることを表す
 nav-uは別売のビーコンユニットを取り付ければ、VICS情報にも対応する。ただし、FM多重放送には対応していないので、VICSの電波ビーコンと光ビーコンの情報を受信するものだ。

 今回、このビーコンユニットも取り付けていたので、地図にも渋滞情報が反映されていた。FM多重放送対応でないと、ビーコン周辺しか情報が受信できないが、都市部ではそれほど不便なことはないと思う。実際、テストに使用した車には純正ナビがついており、これがFM多重放送のVICSに対応しているものだが、表示される渋滞情報はほとんど差異はなかった(テストは神奈川県川崎市、横浜市周辺)。

 ビーコンユニットがついていると、ルートガイドも渋滞情報を考慮したものになる。ルートガイド走行中にビーコンを受信し、ルート上に渋滞があると、音声メッセージとともに迂回路に切り替えてくれる。このとき、幹線道路をルートから避けるため、通常のナビでは案内ルートの対象にしないような細い路地まで使ってくれるようだ。

 カタログによると、GPS電波の途切れるトンネルの中なども独自の制御により表示が止まったり、道をロストすることがないというが、今回、長いトンネルでの走行を試せなかった。ルートガイドを設定していない状態で100メートルくらいのトンネルを通った範囲では、トンネルを入って10メートルを過ぎたくらいで、地図のスクロールが止まった。しかし、出口とほぼ同時に、自車カーソルが地図のトンネル出口にジャンプするような形で表示が再開された。さらにこのトンネルは出口がすぐ交差点になっており、ほぼ同時に右折したのだが、この右折への追従もタイムラグなどはなく、ルート、自車位置、方向が正しく表示された。

 これが、GPSのみの制御で、トンネルで衛星をロストした場合、出口でGPSの測位から制御が始まるはずだ。すぐに右折などしたら当然、ルート、自車方向などすぐに表示することはできない(実際にそういう製品は存在する)。

 テストする前は、正直なところ、GPSアンテナだけでは、路地の入り組んだところ、トンネルその他で、通常のナビとは違和感があるだろうと思っていた。しかし、実際に使ってみると、そのような違和感はまったくといってよいほどなかった。この製品くらい、自車位置を地図と一致させることができるなら、十分実用といってよいだろう。オーディオ機能や地図3D表示などはないが、ナビとしての基本機能はしっかりしているので、むしろ操作性は高い。
《中尾真二》

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