シマンテック、協業と買収で事業分野拡大を推進——2007年度事業戦略説明会 | RBB TODAY

シマンテック、協業と買収で事業分野拡大を推進——2007年度事業戦略説明会

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 昨年来、同社は「Confidence in a connected world つながる世界、つなげる安心」というスローガンを掲げるシマンテックは19日、都内で2007年度事業戦略説明会を開催した。
  •  昨年来、同社は「Confidence in a connected world つながる世界、つなげる安心」というスローガンを掲げるシマンテックは19日、都内で2007年度事業戦略説明会を開催した。
  •  昨年来、同社は「Confidence in a connected world つながる世界、つなげる安心」というスローガンを掲げるシマンテックは19日、都内で2007年度事業戦略説明会を開催した。
  •  昨年来、同社は「Confidence in a connected world つながる世界、つなげる安心」というスローガンを掲げるシマンテックは19日、都内で2007年度事業戦略説明会を開催した。
  •  昨年来、同社は「Confidence in a connected world つながる世界、つなげる安心」というスローガンを掲げるシマンテックは19日、都内で2007年度事業戦略説明会を開催した。
  •  昨年来、同社は「Confidence in a connected world つながる世界、つなげる安心」というスローガンを掲げるシマンテックは19日、都内で2007年度事業戦略説明会を開催した。
  •  昨年来、同社は「Confidence in a connected world つながる世界、つなげる安心」というスローガンを掲げるシマンテックは19日、都内で2007年度事業戦略説明会を開催した。
  •  昨年来、同社は「Confidence in a connected world つながる世界、つなげる安心」というスローガンを掲げるシマンテックは19日、都内で2007年度事業戦略説明会を開催した。
  •  昨年来、同社は「Confidence in a connected world つながる世界、つなげる安心」というスローガンを掲げるシマンテックは19日、都内で2007年度事業戦略説明会を開催した。
 シマンテックは19日、都内で2007年度事業戦略説明会を開催した。昨年来、同社は「Confidence in a connected world つながる世界、つなげる安心」というスローガンを掲げ、セキュリティ分野で確固たる信頼を獲得した。2007年度は米国本社と日本法人との連携を密にし、金融、通信、政府管掌分野へのサービスビジネスに注力する。

 プレゼンテーションは代表取締役社長の木村裕之氏が自ら行った。まずは2006年を振り返り、シマンテックとベリタスソフトウェアの日本法人の事業統合がスムーズに完了したこと、地方拠点展開施策として九州支社を設立したこと、11月にシマンテック総合研究所を設立し、主に政府向けのサービスを準備していることなどを挙げた。シマンテックの2006年の施策は“スタート”がテーマだと印象付けた。もちろん製品の開発、発売も着実に進展しており、2006年の新製品は22製品にのぼる。販売パートナーは43社となり、コンサルティングサービスも順調だ。

 こうした2006年の基盤を受け、エンタープライズ、ミッドマーケット、コンシューマの各分野へ向けて、ITインフラ全体のソリューションを提供する唯一の企業となった。「生活からビジネスインフラまで、ITリスクの高まりやセキュリティが重要視されている」とし「シマンテックは“専門家集団”として顧客のアドバイザーたる力量が問われている。それをサービスで実証していきたい」と木村氏は語った。

 シマンテックが特に力を入れようとしているエンタープライズ分野について、木村氏は「ITリスクと複雑化というふたつの課題がある」という見解を示した。

 「ITリスク」はSecurity、Availability、Compliance、Performanceの4分野において発生する。それぞれのリスクを具体的に示し、対抗策を示すと図1のようになる。

 「ITの複雑化」は情報量の増大とインフラの複雑化が原因だ。動画や画像、音声データの利用でデータ量は膨れ上がり、スペックの異なるPCやOSの混在がシステムを複雑にしている。これらの課題をクリアーするために、シマンテックはあらゆる分野に向けた製品を用意している。それらはアンチウィルスに代表されるセキュリティ分野、ビジネス継続のためのバックアップ関連分野のほか、ITポリシーコンプライアンス、情報保全、ストレージ管理、IT運用など広範囲にわたる。2006年度までにシマンテックはそれぞれの用途に応じた製品を網羅できた。

 こうした2006年度のスタートダッシュを受けて、シマンテックの2007年度はエンタープライズ、ミッドマーケット、コンシューマの3方面で新しい取り組みをスタートさせる。

 エンタープライズ分野では、企業向け営業体制を強化し、主に金融と通信事業の顧客にフォーカスしたセールスを推進する。

 ターゲット顧客へのシマンテック製品やサービスの浸透度を向上し、日本版SOX法に対応するためのソリューションに対する営業力を強化する。

 また、昨年11月に設立したシマンテック総研は、政府機関向けビジネスの強化のために発足したと言ってもいい。これも今年度から本格的に始動する。

 さらに、国内コンピュータメーカー各社とビジネス関係を強化し、インテグレーションパートナーにもソリューション提案の強化を行うことなど、ビジネスパートナーとの協業を推進する。

 これは日本のシマンテックだけではなく、米国本社のトップを含めたアライアンスを進めていく。

 ミッドマーケット分野もパートナー企業との協業の強化がメインの施策となる。主要代理店との連携を強化し、パートナープログラムをさらに充実させる。また、九州支社の稼動に見られるような地方展開を推進していく。国内外のコンピュータ、周辺機器メーカーとの協業も進める。これは米国本社が主導したDellやJuniper、Nortelとのグローバルアライアンスを日本でも批准すると共に、バッファローなど国内の周辺機器メーカーのストレージやネットワーク関連製品にシマンテック製品をバンドルするなどの施策も含まれる。

 ITネットワーク管理ソフトで実績のあるAltirisの買収により、Altirisブランドのビジネスも推進する。将来的にはセキュリティ製品のネットワーク管理機能などにAltirisのノウハウを組み込む目論見だ。

 コンシューマビジネスでは、発表したばかりの統合型ソリューション、Norton360を前面に押し立てていく。Norton360は従来のウィルス対策プログラム、トランザクションセキュリティを組み合わせた「ノートン・インターネットセキュリティ」に加えて、バックアップツールやPCチューンナップツールを組み合わせた製品だ。プロモーションに関してはキャッシュバックキャンペーンやエリアマーケティングなどでNorton360を中心に展開する。なお、シマンテックのブランドイメージの強化策として、プロゴルファー谷原秀人氏へのスポンサー契約や、各種スポーツイベントへの協賛を積極的に行っていく。

 これらのビジネスプランを進めていくために経営体制も強化した。記者発表会の後半で、シマンテックの新体制とマネジメントチームのスタッフが紹介された。

 このうち特筆すべきは新たに設立された「ビジネス開発統括本部サービスビジネス本部」の設立だ。

 この部門はシマンテックが製品販売中心からサービスプロバイダへとシフトしていくための要とも言える組織である。現在の所属人数は8人。当初はISP向けのアンチウィルス、アンチスパム、バックアップソリューションを展開する。

 しかし、今後は月額課金制のレンタルソフトウェア、マネージドネットワーク、リモートモニタリングなどへ展開する予定だ。また、モバイルセキュリティ市場も視野に入れている。

 注目の発言は製品統括本部の執行役員統括本部長の足立修氏による「新会社の買収で製品とサービスのラインナップを広げていく」だ。シマンテックは自身の成長のためにベリタスやAltirisと統合、合併してきた。この勢いはまだまだ停まらないようだ。協業と買収で製品やサービスを広げていくという手法は、トレンドマイクロのようなライバルのセキュリティプロバイダも取り組んでいる。顧客はセキュリティ会社の窓口の一本化を望んでいる。そうすれば障害発生時に切り分けの段階から対応してもらえるからだ。

 自社が得意とするコアな技術だけではなく、顧客満足度を高めるために新しい製品を取り込み、顧客に統合型ソリューションを提供する。2007年のシマンテックはセキュリティサービスプロバイダとして、新たな段階にチャレンジする。
《杉山淳一》

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