NEC、NGNを視野にUNIVERGEソリューションを強化!記者説明会でモバイル文書閲覧ソリューションをデモ | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

NEC、NGNを視野にUNIVERGEソリューションを強化!記者説明会でモバイル文書閲覧ソリューションをデモ

エンタープライズ その他
執行役員常務の谷岸一善氏
  • 執行役員常務の谷岸一善氏
  • NGN目前となり、UNIVERGEソリューションを強化していく
  • 米ユニシスと協業し、全米トップ500の企業への参入を目指
  • UNIVERGEソリューション推進本部の星嘉一氏
  • 基幹システムを利用した新しいコミュニケーションの世界が広がる。アクションを検知して自動的にコミュニケーションを呼び出し、電話、インスタントメッセージなどの手段で適切な人に適切な手段で一連のサービスが使われる
  • 紹介された4つのソリューションの特徴と価格
  • 「UNIVERGEモバイル文書閲覧ソリューション」
  • 「UNIVERGEモバイル文書閲覧ソリューション」の構成。マルチキャリアに対応している(写真右下が対応機種)
 日本電気(以下、NEC)は17日、東京・品川にあるNECブロードバンドソリューションセンターにて、UNIVERGEソリューションの強化に関する記者発表を行った。

 同社はブロードバンドオフィスということを提唱してきたが、今回はブロードバンドシステムが、より現場のリアルな場面へ普及していくと考え、UNIVERGEユビキタスワークプレースを提唱。執行役員常務の谷岸一善氏は「NGNを視野にUNIVERGEソリューションを強化していきたい」と抱負を語った。

 現在、UNIVERGEのパートナーは約2000社超(2006年実績)、年率10%強の伸びで3000億円(グローバル)となっているが、同社では3〜4年でこれを5000億円規模にもっていきたいとしている。また、デンマーク国立教育大学によるUNIVERGE SV7000、UNIVERGE OWシリーズのMicrosoft Officeとの連携・導入事例、キーウェアソリューションズのmySAP ERP連携、ドリコムのブログ・IPテレフォニー連携を紹介しながら、今後はさらに基幹パッケージとの連携強化も計画されている。今回の目玉のひとつとして紹介されたのは、米ユニシスとのユニファイドコミュニケーション分野を中心としたUNIVERGE関連事業の強化だ。

 ここでは全米トップ500の企業への参入を目指すことを明らかにした。谷岸氏は「ユニシスの北米の顧客にNECのソリューションを提供していく」「海外ではホテル、病院、大学といったところが強い領域と思っており、バーチカルソリューションを強化していきたいと思っている」と話した。

 一方、UNIVERGEソリューション推進本部の星嘉一氏により、ソリューションの具体的な内容が紹介された。リアルな現場への広がりを意味するユビキタスワークプレースでは、オフィスにいるシステムに精通した従業員ではなく、パートやアルバイトなどがいる環境に合わせたノンストレス(ストレスなく仕事ができる)環境が必要。ここでキーとなるのが、雰囲気が伝わるビジュアルな表現、動画、音声による現場共有、そしてセキュアでシームレスにつながるモバイル環境だという。

 今回は、下の写真にあるように「UNIVERGE役員会議ソリューション」「UNIVERGEモバイル文書閲覧ソリューション」「UNIVERGEどこでも内線ソリューション」「UNIVERGEテレワークソリューション」といった4つのソリューションが紹介されたが、会場では「UNIVERGEモバイル文書閲覧ソリューション」についてのデモが行われた。

 デモ内容は、本社勤務の社員が工場に出かけ、現場、本社、海外出張中の社員と3拠点で会議を行うとの仮設定で行われた。工場に出かけた社員は、現場に設置されているタッチスクリーン式の大画面ディスプレイに携帯認証を行い、自分の権限のあるドキュメントを閲覧。同時に、プロジェクトメンバーのプレゼンスを表示していた。また、海外に出張中の社員はホテル内でトラベルルータをインターネット環境に接続して待機。工場のタッチスクリーンから、内線番号で呼び出される。携帯電話を使って会議に必要なパワーポイントの資料を見るというものだった。

 「UNIVERGEモバイル文書閲覧ソリューション」では、ログイン認証、期限付きURLフィルタリング、ユーザーグループ別アクセス制御、アクセスログなどセキュリティアクセスを実現しているほか、文書情報が携帯に残らないなどの特徴をもつ。また、マルチキャリアに対応しているという。

 これら連携ソリューションの核となるのがコミュニケーションミドルウェア「UNIVERGE OW5000」だ。採用しているインターフェースはSOAP、CSTAで、グループウェアや業務システムのコンタクト(電話番号)情報を利用して、自動的に電話を発信することが可能だ。前述のキーウェアソリューションズでは、受注伝票、売上伝票に含まれるコンタクト情報から直接得意先に電話をかけたり、かかってきた電話番号の情報から得意先の情報を端末に出し、在庫情報などを携帯電話に転送したりといったことを行っているという。「UNIVERGEモバイル文書閲覧ソリューション」の価格は、NEC製文書閲覧ソフト「Document Skipper/Media Converter」1台、NEC製文書管理サーバ「Document Skipper/Mobile」1台 、利用者数無制限で640万円からとなっている。
《小板謙次》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top