沖電気工業は28日、次世代ネットワーク(NGN)に対応したIMS網間接続装置(セッションボーダーコントローラー)「CenterStage NX3200」を発売した。出荷時期は6月予定で、価格はネットワーク構成や収容加入者数により異なる。 CenterStage NX3200は、サーバ二重化による冗長構成を基本とし、局用交換機に匹敵する稼働率99.9999%を実現させる独自技術のミドルウェア「CenterStage HAPF」を搭載したセッションボーダーコントローラー。 独自ノウハウにより高速処理の課題を克服したのに加え、ATCAプラットフォームおよびネットワークプロセッサ技術を用いたことによる上位サービスの相互接続への柔軟な対応性が特徴となっている。 CenterStage NX3200の主な特徴は以下のとおり。・大規模なセッション制御の実現 20万加入者の同時接続が可能。トリプルプレーの進展に伴う大規模なセッション制御が実現可能・高信頼性 稼働率99.9999%の実現によりキャリアグレードの信頼性を確保・高速パケット転送 ワイヤスピードで転送可能な「IPv4-IPv6変換機能」を搭載し、低遅延なシームレス通信に寄与・機能追加の容易性 ATCAプラットフォームおよびネットワークプロセッサの採用により、柔軟な機能追加に対応可能。ATCAプラットフォームはATCA標準に準拠したMotorola社製のものを採用し、オープン性を堅持することにより、セッションボーダーコントローラーとして必要な機能の柔軟性を確保している