年末の2日間だけで拡大した新年のあいさつを装うマルウェア「Dref」
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12月の動向では、古いマルウェア(悪意のあるプログラム)である「Dref」がチャートのトップにランクイン。これは、Drefの亜種が蔓延したことによってもたらされた結果で、まったく予期されていなかった動きだと同社ではしている。
そのうちの1つである「Dref-V」は大量配信型のメールワームで、新年のあいさつを装ったもの。2006年12月30日に検知され、翌日までには感染メールの93.7%を占めるに至ったという。
また同社では、「Drefは年末のわずか2〜3日で広範に感染を拡大させましたが、年末年始の休暇を終えて業務に戻った人々が休暇中の膨大なメールをチェックする際にうっかり添付ファイルを開いて感染してしまうという危険もあり、今後さらなる被害の拡大が懸念されます」とコメント。さらに、「このようなソーシャルエンジニアリングの手法は目新しいものではなく、組織が必要な脅威対策を講じることによって回避できます。にもかかわらず、月末のたった2日間でDrefがマルウェアTOP10の1位に上ったことは驚異といえます」と締めくくっている。
2006年12月におけるトップ10ウイルスは以下の通り。
[1位]W32/Dref(35.2%)
[2位]W32/Netsky(22.2%)
[3位]W32/Mytob(10.7%)
[4位]W32/Stratio(7.8%)
[5位]W32/Bagle(5.2%)
[6位]W32/Zafi(4.8%)
[7位]W32/MyDoom(3.3%)
[8位]W32/Sality(2.8%)
[9位]W32/Nyxem(1.3%)
[10位]W32/StraDl(0.9%)
その他(5.8%)