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NTT Com、IPv6マルチキャストを用いて「緊急地震速報」の試験サービスを開始

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 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は18日、IPv6マルチキャストを利用した「緊急地震速報配信」の試験サービスを11月15日に開始すると発表した。

 このサービスは、地震発生時に気象庁が発表する「緊急地震速報」を、IPv6マルチキャストにより全国へ再配信するというもの。本サービスに対応した緊急地震速報受信装置は、配信された情報から予測震度、主要動(大きな揺れ)が到達するまでの時間を計算・表示する。これにより、列車やエレベーターをすばやく制御して危険を回避し、オフィスや工場での避難行動につなげることによって被害を軽減させることが期待できるとしている。

 本サービスの特徴として同社は、NTTのフレッツサービスで使われている閉域網でマルチキャスト配信を実施、多数ユーザに一斉配信した際も配信システムの負荷を集中させることがなく、通常のユニキャスト(1対1の通信)による配信に比べ、情報遅延の問題が低減できるとしている。また、NTT東日本またはNTT西日本が提供しているIPv6サービスが利用できるエリアであれば、容易に導入が可能な点も併せて挙げている。

 なお、本サービスは気象庁が行う緊急地震速報をベースに行われており、事故や混乱の発生を避けるために、公共施設での放送など不特定多数への提供や、個人ユーザーへの提供は対象外となっている。
《村上幸治》
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