【Tech・Ed 2006】ローカル、イントラネット、インターネットの検索を統一化 | RBB TODAY

【Tech・Ed 2006】ローカル、イントラネット、インターネットの検索を統一化

 マイクロソフトによる開発者向けイベント「Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama」では、同社の松原加奈子氏が講師となり、マイクロソフトの検索ソリューションについて、全体アーキテクチャや具体的な製品の機能、将来のロードマップに関するセッションが行われた。

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 マイクロソフトによる開発者向けイベント「Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama」では、同社の松原加奈子氏が講師となり、マイクロソフトの検索ソリューションについて、全体アーキテクチャや具体的な製品の機能、将来のロードマップに関するセッションが行われた。
  •  マイクロソフトによる開発者向けイベント「Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama」では、同社の松原加奈子氏が講師となり、マイクロソフトの検索ソリューションについて、全体アーキテクチャや具体的な製品の機能、将来のロードマップに関するセッションが行われた。
  •  マイクロソフトによる開発者向けイベント「Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama」では、同社の松原加奈子氏が講師となり、マイクロソフトの検索ソリューションについて、全体アーキテクチャや具体的な製品の機能、将来のロードマップに関するセッションが行われた。
  •  マイクロソフトによる開発者向けイベント「Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama」では、同社の松原加奈子氏が講師となり、マイクロソフトの検索ソリューションについて、全体アーキテクチャや具体的な製品の機能、将来のロードマップに関するセッションが行われた。
 マイクロソフトによる開発者向けイベント「Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama」では、同社の松原加奈子氏が講師となり、マイクロソフトの検索ソリューションについて、全体アーキテクチャや具体的な製品の機能、将来のロードマップなどについて解説したセッションが行われた。

 まず現状認識として、現在の検索ソリューションは「インターネット」「エンタープライズ(イントラネット)」「デスクトップ」の3領域に分断されており、使われるツールもそれぞれ異なっている。検索を実行するユーザーは、目的の情報がどの領域で見つかるか見当をつけ、見つかる確証が持てないままに検索を実行しており、無駄も多い。講演で紹介されたIDCの調査結果によれば、企業の従業員が情報検索に費やしている時間は週に9.5時間で、そのうち結局目的の結果を見つけられず無駄に費やされた時間は週に3.5時間に達するという。

 マイクロソフトの検索ソリューションは、今年の年初に企業向けにリリースされた「Windows Desktop Search」(v2.6.5)、エンタープライズ向けと位置づけられる「SharePoint Portal Server 2003」、インターネット上での検索サービスとして提供されている「msn Search」の3つに分かれている。さらに、Microsoft Officeなどのデスクトップ・アプリケーションにはそれぞれ独自の検索機能が組み込まれており、相互の連携が図られていない状況だ。そのため、デスクトップでファイルを探しても、検索に使うツールによって結果が異なる、という状況も起こっているという。これは、ツールごとに異なるインデックスを作っているためだという。また、検索対象とする領域が分断されたままになっているという問題も残っている。

 そこで、マイクロソフトではまず、中核となるインデックス・エンジンを統一し、“単一のインデックス・プラットフォーム”を構成する。各種のツールは、この単一インデックス・プラットフォームを利用して各ツールが検索を実行することで、利用するツールによって結果が異なるという問題が解消される。

 インデックス・エンジンは、現在はWindows Desktop Search v2.6.5が提供されているが、今年の秋〜冬頃には次期バージョンであるWindows Desktop Search v3.0がリリースされる予定だ。v3.0はWindows Vistaにも標準搭載される計画であり、統一的な検索環境の構築が容易になる。

 なお、Windows Desktop Searchでは、インデックスの作成はユーザーごとに行なわれ、インデックス自体もPC上にローカルに保存される。これは、デスクトップPC内部の検索には適しているが、共有ファイルサーバやSharePointが管理するファイルなどを対象に含める場合には、逆に無駄が大きくなる結果になる。ただし、メリットもないわけではない。Windows Desktop Searchのインデクシングは、Windowsのアクセス・コントロールに従った動作をする。つまり、ユーザーがアクセス権を持っているファイルだけをインデックス化し、アクセス権のない情報はインデックスに含めない。このため、企業内で必須となる「アクセス・コントロールの確立」という要件も同時に満たすことができるのである。

 共有リソースに対するインデクシングは、SharePointなどに任せる方が効率的だという考え方もある。SharePoint Portal Server 2003の次期バージョンとなるSharePoint Server 2007では、検索機能も強化されており、エンタープライズ検索サービスの中核的な担い手となる。

 この状態では、デスクトップ検索とエンタープライズ(イントラネット)検索が分断されたままだが、Windows Vista向けにリリースされる予定の“Windows Live Search for desktop”は、こうした分断された検索サービスを統合する検索ユーザー・インターフェイスとなる。Windows Live Search for desktopでは、検索対象をユーザーの指示に従って任意に変更したり、複数の領域にまたがる検索を実行することができる。つまり、分断された3つの領域すべてをまたぐ検索を実行できる統合インターフェイスとなるわけだ。

 Windows Vistaの時代になると、統合されたインデックス・エンジンの上に統合された検索ユーザー・インターフェイスが提供され、冒頭で紹介した現時点での問題点が解消されることになる。検索機能に関してはGoogleなどに先行された感があったマイクロソフトだが、Windows Vistaではこの遅れを一気に解消し、デスクトップOSからエンタープライズ・サーバまでの各種ソフトウェア・スタックすべてを提供することの強みを活かした展開が実現するようだ。
《渡邉利和》

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