【WWDC 2006】次期Mac OSにHDDの履歴機能「Time Machine」が搭載 -新機能1〜5
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アップル、MacOS X 10.3.9/10.4.7向けのセキュリティーアップデートを公開
同社のCEOである、スティーブ・ジョブズ氏は、レパードの備える10個の新機能を順次紹介。1番目の新機能は、OSを64ビット対応にした点。現バージョンのMac OS X 10.4(タイガー)も、OSの基本部分であるカーネルは64ビット化しているが、レパードではその上のレイヤーであるCarbon、Cocoa部分も64ビット化する。それにより、インテル製64ビットCPUの「Xeon」を搭載した新しい「Mac Pro」では、メモリーアクセスが高速化し、パフォーマンスがより向上するという。
2番目の新機能は、ハードディスクのバックアップを自動的に行い、いつでも過去の状態に戻せる「Time Machine(タイムマシン)」機能。ユーザーが作成した書類やシステムを自動的に別のハードディスクやサーバーに保存しておき、間違って上書きしたり、消してしまった書類をグラフィカルなインターフェースで簡単に復活できる。
3番目の新機能は、今までは一部のMacだけに搭載されていたり別途提供されていた「Boot Camp(ブートキャンプ)」(Windows OSをMacで起動するためのソフト)、「Front Row(フロントロウ)」(動画再生や写真のスライドショーを、リモコン感覚で操作できるソフト)、「Photo Booth(フォトブース)」(デジカメで撮影した写真を加工するソフト)といった機能をOSのパッケージに統合する。
4番目の新機能は、「Spaces(スペーシズ)」と呼ばれ、作業内容に応じて複数のデスクトップを用意し、表示を簡単に切り替える機能。1つのディスプレーに最大9つのデスクトップを表示できる。5つ目は、検索機能「Spotlight(スポットライト)」の性能向上で、自分のMacのハードディスクだけでなく、ネットワーク接続したほかのMacや、サーバーのハードディスクも検索可能になり、使い勝手が大幅に向上する。
なお、Mac OS X 10.5(レパード)は、PowerPCを搭載する旧Macと、インテル製CPUを搭載する新Macの両方をサポートし、発売は2007年春の予定だ。