NECビッグローブ、NGNに対応したBIGLOBEプラットフォーム強化を目指す | RBB TODAY
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NECビッグローブ、NGNに対応したBIGLOBEプラットフォーム強化を目指す

ブロードバンド その他
代表取締役執行役員社長の鈴木俊一氏
  • 代表取締役執行役員社長の鈴木俊一氏
  • 代表取締役執行役員専務の佐久間洋氏
  • NGNに向けたBIGLOBEの役割
  • BIGLOBEプラットフォームを活用したサービス
 「BIGLOBEは、これから変わっていく。NEC全体とのビジネスシナジーをうまく活用しながら、ユニークな強いBIGLOBEに仕上げていきたい」「独立した企業になったわけですから、意思決定のスピードアップも図りたいし、柔軟性も担保していく」

 24日、都内で開催された「BIGLOBE10周年&会社設立記念パーティー」の広い会場は、招待されたパートナー企業の関係者でいっぱいになった。同社は3日、NECのインターネット・サービス事業から分社・独立し、NECビッグローブ株式会社として発足したと発表しているが、挨拶にたった代表取締役執行役員社長の鈴木俊一氏は、今回冒頭のように豊富を語った。また、今回の分社の時期については「いい時期だっと思う。ひとつは10年という節目であること。また、マーケットとしてはNGN(Next Generation Network)、WEB2.0というところで表現される変わり目であること。そういう時期に新たな成長路線を企画できるという意味でも分社は意味があったし、変化の潮流をビジネスチャンスととらえて挑戦していきたい」と意気込みを語った。

 同社の事業は、大きくISP事業、ブロードバンドメディア事業、企業向けプラットフォームサービス事業といった3本に分けられる。代表取締役執行役員専務の佐久間洋氏は、これらの事業をNECの技術力をフル活用した次世代プラットフォームの強化の上に展開していくと説明した。NECは3月にNGNへの対応力強化などを狙いとした成長戦略実行体制の確立を表明している。佐久間氏はNGNによって、IPベースでの高速大容量統合ネットワーク、帯域保証などギャランティー型のサービス、機器連携まで含めた一気通貫が可能になると話し、この基盤を活用してプラットフォームを強化、コンシューマ向けの自主型サービスを展開していくと説明。また、一般企業にも次世代のプラットフォームを組み込んだ企業ソリューションとして提供していくと力説した。

 BIGLOBEのぷラットフォームとしてはユビキタス時代のマルチアプライアンス連携基盤、低コストのストレージ基盤などハードウェアのレイヤー、そして安全なサービスを提供するトータルな認証マネージメント基盤やセキュリティー基盤、映像配信基盤、コンテンツマネージメントなどのミドル・ソフトウェアレイヤーが展開されるが、さらに個人の志向性やライフスタイルを考慮したレコメンド技術やマイニング技術が重要な要素となるとしている。

 今後の具体的な展開については話はなかったが、すでに実施している例としては、今月スタートしたばかりの「旬感ランキング」を挙げた。これはテレビ番組のEPGやメタデータ、ブログの情報、インターネットでの検索ワードなどを横断して情報収集し、データ分析を行うことによって、いわば単なる量のランキングだけではなく質のランキングを実現したもの。「NECインターネットシステム研究所の、世界でもトップクラスのマイニング技術を組み込んでおり、この技術をサービスだけではなく、さまざまなジャンルのコンテンツにも適用していく」と佐久間氏は話した。また、4月にスタートした「BIGLOBE ViDEO STORE」を取り上げながら、「今後はコンテンツベースフィルタリングなど、さまざまなリコメンド技術を複合させ、さらに質の高いリコメンドを実現。さまざまなさービスに適用範囲をを広げていきたい」と豊富を語った。
《小板謙次》
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