コニカミノルタ、発光効率に優れた長寿命有機EL白色発光デバイスを開発 | RBB TODAY
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コニカミノルタ、発光効率に優れた長寿命有機EL白色発光デバイスを開発

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 コニカミノルタテクノロジーセンターは本日、初期輝度1,000カンデラ/平方メートル、発光効率が64ルーメン/W、発光寿命が約1万時間という、長寿命かつ世界最高レベルの高発光効率を実現した有機EL白色発光デバイスの開発に成功したと発表した。

 今回開発された有機EL白色発光デバイスは、携帯電話用ディスプレイのバックライトや照明などの用途で実用化レベルの発光効率を持つのが特徴。

 有機ELには「蛍光発光」と「リン光発光」があり、蛍光発光はすでに商品化されているが、効率面で圧倒的に有利なため次世代有機ELとして期待されるリン光発光はまだ開発段階にあった。コニカミノルタでは、銀塩感光材料開発や色素開発で培われた素材の分子設計と精密有機合成技術を生かし、「青色リン光発光材料」の研究を数年間に渡って続けてきた。その結果、初期輝度300カンデラ/平方メートル、寿命16,000時間という世界最高レベルの発光寿命を持つ青色リン光材料の開発に成功した。

 今回発表の有機EL白色発光デバイスには、この青色リン光材料を組み入れた独自の層設計技術と光学設計技術が利用されている。また、青、赤、緑の3色のリン光発光材料を組み合わせることで電球に近い色調、蛍光灯に近い色調など様々な色調の発光デバイスの作成が可能となった。
《富永ジュン》
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