ソニー、ノートPC搭載に向く地デジ対応小型テレビチューナーモジュールを開発、商品化 | RBB TODAY
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ソニー、ノートPC搭載に向く地デジ対応小型テレビチューナーモジュールを開発、商品化

IT・デジタル ノートPC
 ソニーは、パソコン用の地上デジタルテレビ放送対応小型チューナーモジュール「BTD-VK45XZ」「BTD-VK46XZ」を商品化し、2006年5月下旬よりサンプル出荷する。従来品と比較して体積比約8分の1の大きさで、ノート型パソコンへの搭載も容易になっている。

 両チューナーモジュールは、同社がこれまでさまざまなテレビチューナーモジュールの商品化で培ってきた高密度実装技術と高周波回路技術を駆使し、テレビ用の同社従来品(BTD-TK45XZ)と比べ、体積比にして約8分の1の大きさを実現しつつ、業界最高レベルの受信感度(-77dBm)を維持している。

 また、選局周波数に追従するトラッキング・バンドパスフィルタの採用により、受信波以外の妨害波による干渉を除去して、優れた耐妨害特性を実現している。さらに、多層ビルドアップ基板の採用により、復調部/チューナー部をそれぞれ専用の層構造とすることで、トランスポートストリーム信号出力からのチューナー部への回り込みノイズの干渉を防ぐことが可能になっているという。

 BTD-VK45XZはパラレル信号出力、BTD-VK46XZはシリアル信号出力に対応しており、いずれも5月下旬からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は10,500円(税込み)。

 なお、このデジタルチューナーモジュールは、6月発売予定の同社ノートブック型パソコン、VAIO type Aに採用されている。具体的には、「VGN-AR90PS」「VGN-AR90S」のVAIOオーナーメードモデルで地上デジタル放送対応を選択する場合となる。

 両チューナーモジュールの主な仕様は次のとおり。

●BTD-VK45XZおよびBTD-VK46XZの主な仕様
 受信周波数:90 〜 770 MHz(VHF/UHF:1ch〜62ch、CATV:C13ch〜C63ch)
 電源電圧:5V、3.3V、1.5V
 消費電力:1.3 W
 外形寸法:幅47mm×奥行き24.5mm×高さ6mm
 質量:約10g 
 放送方式: ISDB-T:ARIB STD-B21準拠 
 入力レベル:-5 〜-77dBm(64QAM,CodeRate=7/8) 
 データ出力:MPEG-2 TS(VK45XZ:パラレル信号出力、VK46XZ:シリアル信号出力)
《小笠原陽介》
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