デル、修理のため交換したハードディスクの返却が不要となる保守サービスを開始 | RBB TODAY
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デル、修理のため交換したハードディスクの返却が不要となる保守サービスを開始

エンタープライズ その他
 デルは、同社製クライアントPC/サーバ/ストレージの全製品を対象に、新しい保守サービスとして、故障によるハードディスクの交換修理の際にユーザーのデータが入った故障ハードディスク(以下、HDD)の返却が不要となる「HDD返却不要サービス」と、HDDを磁気的に破壊する「HDD磁気破壊サービス(仮称)」の2つを開始する。

 通常、HDDの交換修理においては、新しい部品と交換した時点で、故障したHDDの所有権はデルに帰属する。しかし故障したHDDであってもユーザーのデータが残っているため、機密・重要情報などが入っている場合など、外部への持ち出しを好ましくないとするユーザーニーズがある。そこでHDD返却不要サービスでは、故障したHDDをデルに返却せずに、ユーザーが継続保持できるようにしたもの。

 HDD返却不要サービスは、対象となる製品の購入時の同時申し込みと、製品購入後の申し込みのいずれも可能。また、対象となる製品の保証期間終了まで、同サービスの期間延長もできる。

 ただし、HDD返却不要サービスの申し込みには、対象となる製品に出張修理(オンサイト)サービスが必要だ。出張修理(オンサイト)サービスが標準で含まれていない製品(Dimension、Inspiron)の場合は、標準の引き取り修理には付加できず、HDD返却不要サービスの申し込みと合わせてサポートサービスメニューの追加購入が必要となる。

 また、5月下旬には、HDD磁気破壊サービス(仮称)も開始する予定。これはユーザーのもとに保守スタッフが出向き、専用機材によるHDDの磁気破壊作業を実施するもの。ユーザーの施設からHDDを外部に持ち出さずに作業を行うため、データ流出/情報漏洩防止に最適だとしている。作業後には、磁気破壊作業完了の証明書が発行される。

 HDD磁気破壊サービス(仮称)の申し込みにはHDD返却不要サービスへの事前の申し込みが必要となる。

 HDD返却不要サービスの料金は以下のとおり。価格はいずれも1台分1年あたりで、税込み。

●製品カテゴリ:クライアントPC
 製品名:OptiPlex、Latitude、Precision、Dimension、Inspiron
 価格(円/年/台):1,500円

●製品カテゴリ:サーバ
 製品名:PowerEdge、PowerEdge SC
 価格(円/年/台):5,000円

●製品カテゴリ:ストレージ
 製品名:PowerVault、DELL|EMC
 価格(円/年/台):14,000円
《小笠原陽介》
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