マイクロソフト、ウルトラモバイルPC「Origami」の詳細内容を公開
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UMPCは、タッチスクリーン入力を含むWindowsベースPCの全機能を、小型軽量でどこにでも携帯可能なハードウェア上で実現するもの。同社では、2005年にビル・ゲイツ氏が、より低価格で軽量かつ高機能の新たなカテゴリーのPCを開発するよう、コンピュータ業界に向けて呼びかけたことが契機となって実現されたものだとしている。
今回発表されたUMPCでは、OSに「Windows XP Tablet PC Edition 2005」が採用されているのに加え、同社やパートナー企業によって開発された新しいテクノロジーが組み合わされているという。なお、第1世代のUMPCは同OSで稼働するが、その後のモデルには「Windows Vista」が採用される予定となっている。
ハードウェア面の現在での基本仕様は、重さ2ポンド(約0.9kg)、スクリーンサイズは7インチで、複数の入力スタイルをサポートするものと決められている。タッチ機能付きのディスプレイは、QWERTYキーボードに見立てたオンスクリーンキーボードとして利用できるのに加え、タッチペンを使った手書き入力用のスクリーンとしても利用可能。また、通常のキーボードをUSBポートやBluetoothで接続して使うことも可能になっている。
スペックはメーカーによって異なるが、CPUには「Celeron M」「Pentium M」「C7-M」といったプロセッサを搭載するほか、30から60GバイトのHDDを内蔵。また、オプション機能として、GPS、Webカメラ、指紋読取器、デジタルTVチューナー、コンパクトフラッシュやSDメモリーカードのスロットを組み込んでいるものもあるという。さらにネットワーク機能として、Wi-Fi、Bluetooth、Ethernetに接続可能なほか、WAN経由で接続できる機種もあるとしている。
発売は2006年の第2四半期から各メーカーが順次行う予定で、価格帯は599ドルから999米ドルの範囲になると予想されている。