Mozillaとは「インターネットに選択肢と革新をもたらすための全世界的な努力」 | RBB TODAY

Mozillaとは「インターネットに選択肢と革新をもたらすための全世界的な努力」

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 Mozilla Japanは3月2日、東京都内のホテルでセミナーを開催した。ここでは、米Mozilla Corportaionの事業開発担当バイスプレジデントのジョン・リリー氏の「Mozilla−その過去・現在・未来」と題して行なった講演の模様を紹介する。
  •  Mozilla Japanは3月2日、東京都内のホテルでセミナーを開催した。ここでは、米Mozilla Corportaionの事業開発担当バイスプレジデントのジョン・リリー氏の「Mozilla−その過去・現在・未来」と題して行なった講演の模様を紹介する。
 Mozilla Japanは3月2日、東京都内のホテルでセミナーを開催した。ここでは、米Mozilla Corportaionの事業開発担当バイスプレジデントのジョン・リリー氏(John Lilly, VP Business Development, Mozilla Corporation)の「Mozilla−その過去・現在・未来」(Mozilla: Past, Present & Future)と題して行なった講演の模様を紹介する。

 よく知られていることだが、MozillaはNetscapeがオープンソース化されたことを契機に開始されたプロジェクトで、現在はWebブラウザ「Firefox」とメーラ「Thunderbird」でユーザーの支持を集めている。Mozilla Corporationは、Mozilla Foundationの下部組織として2005年8月に設立されている。

 まず、リリー氏は「Mozillaとは何か」について、「インターネットに選択肢と革新をもたらすための全世界的な努力だ」と説明した。そして、Mozillaが「インターネットの革新は人類にとって有益」「選択が革新を可能にする」「個人のプライバシーが重要」といった考え方に基づいて活動していることを明らかにした。

 現在Mozillaは、「FirefoxとThunderbirdを開発しているところ」として周知されつつあるが、同氏が示したデータによれば、プロジェクトの開始からずっと数百万人程度のユーザー数で推移していたのが、2004年11月のFirefox 1.0のリリースの頃から爆発的に伸び始め、今年2月時点でのアクティブユーザー数は5,500万人に達しているという。この数は、Webブラウザの全世界シェアとしては12%に当たるという。

 年内にMicrosoftがWindows Vistaの出荷を開始するとされており、そこでInternet Explorer 7(IE7)が、7年ぶりのメジャー・バージョンアップとしてリリースされると期待されているが、同氏はIE7について「基本的にはよいブラウザだろうと思う。機能的には(すでにリリース済みの)Firefox 1.5とほぼ同様のものを実装しているようだから」と述べ、FirefoxがIEに比べて大幅なアドバンテージを持っているという認識を示した。また、FirefoxのIEに対する優位点として、セキュリティの高さや使いやすさ、ユーザーによるカスタマイズ性に優れている点などを強調した。

 一方、日本市場ではFirefoxの受容に時間が掛かっているという認識も示した。全世界でのシェアが12%なのに対し、日本国内でのシェアは約4%にとどまっているという。そこで、日本での認知/利用拡大に向けて一層の努力を行なっていく計画だという。すでにYahoo! Japanとパートナーシップを結び、Yahoo.co.jp経由でのFirefoxの配布や、検索ボックスにYahoo! Japanを含めるなどの施策が実施されている。今後も日本向けのマーケティング活動を強化していくという。

 さらに、今後のロードマップとして、Firefox 2を2006年第3四半期、Firefox 3を2007年前半に、Thunderbird 2を2006年第4四半期にそれぞれリリースする予定だとした。現在でも、Firefoxは特にBlogサイトを積極的に利用するユーザーの中ではシェアが高く、いわゆる“Web 2.0”に関心の高い活動的なユーザーに好まれていると分析している。これを受けて、今後の開発でもJavascriptやAJAXに関する機能のより一層の充実や、サーバ・サイド・エクステンションの実装などが計画されているという。
《渡邉利和》

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