日立GST、中国・深センにHDD生産拠点を設立し操業開始 | RBB TODAY
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日立GST、中国・深センにHDD生産拠点を設立し操業開始

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 日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は16日、中国広東省深セン(土ヘンに川)市に新たなHDD生産拠点として「日立グローバルストレージプロダクツ(深セン)」(日立GSP)を設立し、1月に出荷したと、同施設の開所式に合わせて発表した。

 日立GSPの操業開始は、2004年6月21日に発表された総額5億米ドルにおよぶ投資計画の第1期分で、計画が完了するとこの地域での生産規模は日立GST年間生産量の約5割となる見通し。

 日立GSPは、日立GSTのHDD生産におけるSCM(サプライチェーンマネジメント)の中心と位置づけられており、基幹部品メーカや日立GSTの部品生産拠点が深セン市の半径約60kmの範囲に設立されている。これにより、日立GSPの操業開始は、迅速な市場投入や製品品質と配送のきめ細かな管理が行えるなど、多大な効率向上が図れるとしている。

 日立GSPでは、HDDの需要増大に対応すべく、第1期で7,000名近くの雇用を見込んでおり、現時点では1,000名を超える人員を採用し、延べ1万時間以上の技術トレーニングを実施しているという。

 また、日立GSPでは現在、3.5型HDDが生産されているが、将来のIT市場や情報家電市場の需要動向に柔軟に対応したさまざまな形式のHDD生産も視野に入れているという。このため、最新の製造プロセス技術を導入し、高度な技術で構成されるHDDも合わせて製造していくとしている。

 日立GSPの開所式にあたって、日立GSTの会長兼CEOである中西宏明氏は、「日立GSPの操業開始は我々にとって重要なマイルストーンであり、市場とお客様の要求に対し、これまで以上に迅速な対応を可能とするものです。日立GSPの設立にあたってご協力いただきました行政当局と日立GSTのチームスタッフの尽力に感謝申し上げます。また、日立GSPの設立により数千の雇用機会を提供できることをうれしく思います」とコメントしている。
《村上幸治》
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