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三洋、ノートPCなどのバッテリ残量を正確に表示する16ビットマイコンチップを開発

IT・デジタル ノートPC
LC88F0348A
  • LC88F0348A
 三洋電機は、ノートPC向けSBS(Smart Battery Data Specification)v1.1に準拠したスマートバッテリシステムに対応するなど、バッテリー搭載機器の電池残量を正確に計算し表示するのに最適なフラッシュメモリ内蔵16ビットマイコン「LC88F0348A」を開発、12月初旬にサンプル出荷を開始した。サンプル価格は800円。

 LC88F0348Aは、SMBus1.1 with PEC対応回路、積算型電流検出回路、過電流検知回路、高精度12-bit A/Dコンバータなど、電池の正確な残量計算に必要な機能を持ち、MSOP24(5.2×6.3mm)小型パッケージに搭載したマイコンチップ。これにより、2直から4直のリチウムイオン電池および、多直のニッケル水素のバッテリーパック側に搭載して、ノートPC、デジカメ、カムコーダ、電動自転車などの正確な電池残量の計算、表示を行うことが可能になるとしている。

 マイコンの機能では、内部16ビット構成の低消費電流16bitCPUを核にし、すべての命令が2バイト長、16ビット×16本の汎用レジスタ、2バイト同時RAMアクセス可能など、強力なアーキテクチャーを搭載。また、プログラム開発環境としては、C言語対応による正確な電池残量計算アルゴリズム、および低消費電力アルゴリズムがライブラリとして用意されている。さらに、独自のフラッシュオンボード書き換えシステムにより、マイコン内部のフラッシュメモリに対して、SMBus経由でPCからの実行プログラムの書き換えが可能となっている。
《村上幸治》
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