東芝、年内を予定していたHD DVD対応機器の発売を延期 -時期は未定 | RBB TODAY
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東芝、年内を予定していたHD DVD対応機器の発売を延期 -時期は未定

IT・デジタル レコーダー
CEATECで展示された試作機
  • CEATECで展示された試作機
 東芝は、年内を予定していたHD DVD対応機器の発売を延期すると発表した。原因は、著作権保護システム「AACS」(Advanced Access Content System)のライセンスによるものだ。

 HD DVDでは、コンテンツの著作権保護を重要視している。「当社(東芝)としてAACS非搭載商品の発売はできません」とするほどだ。しかし、その著作権保護のシステムであるAACSのライセンス開始の手続きがまだ開始されていないため、対応機器の出荷ができず、今回の延期になった。

 同社の広報によると、具体的な発売時期については分からないとしているが、来春(2006年春)に北米で発売するとの予定に変更はないという。また、AACSの開発はおおむね完了し、対応機器の量産体制も整っているため、ライセンスが取得でき次第すぐに出荷できる状態だ。

 DVDドライブを搭載した「プレイステーション2」が発売されたのをきっかけに、DVD-Videoの市場が活発になったという過去がある。同じように、Blu-ray Discドライブを搭載した「プレイステーション3」(PS3)が発売されると、Blu-ray Discの市場が一気に広がることも十分に考えられる。

 そのPS3の発売予定は、北米でのHD DVD対応機器のそれと同じだ。ライセンス手続きの進捗によっては、北米と同じように来春発売ということにもなりかねない。東芝はこれまで以上にPS3の動向を気にしながら、HD DVD対応機器の発売を待つことになる。
《安達崇徳》
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