「ウィルスバスター2006」によりスパイウェアもランキングへ -10月分のウイルスランキング | RBB TODAY
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「ウィルスバスター2006」によりスパイウェアもランキングへ -10月分のウイルスランキング

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 トレンドマイクロは4日、日本国内における2005年10月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。

 今月のウイルス感染被害の総報告数は、5,115件と先月の3,678件から大幅に増加した。この増加は1位の「SPYW_GATOR」を代表とするスパイウェアやアドウェアの報告によるもので、同社では「ウイルスバスター2006 インターネット セキュリティ」で追加された、スパイウェアのリアルタイム検索機能によるものだとしている。

 これについて、「10月に急激に増加した様に見える感染報告は、スパイウェアの新種が流行したり、新たに配布されたという訳ではなく、潜在的に感染していた不正なプログラムが露になった結果であると言えます」とコメント。また、改めてウイルス対策ソフトの検索によってスパイウェアの感染が見つかったが感染の心当たりがない、という報告も増えており、ユーザの知らぬ間に忍び込んでくるスパイウェアの巧妙さが伺える、ともしている。

 あらたに見つかった新種ウイルス情報では、7位の「ADW_SHOPNAV.B」(ショップナブ)をピックアップ。このアドウェアはDLLファイルで、通常は特定のWebサイトに組み込まれている「ActiveXスクリプト」によりインストールされるという。「Browser Helper Object(BHO)」としてOSに登録され、ユーザのインターネットでのWebサイトの閲覧を監視するほか、ユーザがリモートURLに情報を送信する機能も備えている。さらに、ポップアップ広告を表示させることができる仕組みにもなっているという。

 2005年10月度のウイルス感染被害ランキングは以下のとおり。

[1位] SPYW_GATOR(ゲーター)/スパイウェア:158件(先月:圏外)
[2位] WORM_RBOT(アールボット)/ワーム型:104件(先月:2位)
[3位] TROJ_AGENT(エージェント)/トロイの木馬型:92件(先月:5位)
[4位] TROJ_ROOTKIT(ルートキット)/トロイの木馬型:50件(先月:1位)
[5位] WORM_NETSKY(ネットスカイ)/ワーム型:47件(先月:9位)
[6位] JAVA_BYTEVER.A(バイトバー)/その他:44件(先月:6位)
[7位] ADW_SHOPNAV(ショップナブ)/アドウェア:40件(先月:圏外)
[8位] TROJ_SMALL(スモール)/トロイの木馬型:37件(先月:7位)
[9位] WORM_SDBOT(エスディーボット)/ワーム型:32件(先月:4位)
[10位]WORM_MYTOB(マイトブ)/ワーム型:31件(先月:圏外)
《村上幸治》
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