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So-net、2005年度第1四半期の業績を発表。増収も会員獲得費用がかさみ経常利益は大幅減

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 SCNは27日、2005年度第1四半期の連結業績を発表した。会員数増やポータル事業の拡大で増収となったものの、新規会員獲得の費用がかさみ、経常利益は大幅な減益。一方、保有株式の一部売却による特別利益で当期純利益は大幅に増加した。
  •  SCNは27日、2005年度第1四半期の連結業績を発表した。会員数増やポータル事業の拡大で増収となったものの、新規会員獲得の費用がかさみ、経常利益は大幅な減益。一方、保有株式の一部売却による特別利益で当期純利益は大幅に増加した。
 So-netを運営するソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)は27日、2005年度第1四半期の連結業績を発表した。会員数増やポータル事業の拡大で増収となったものの、新規会員獲得の費用がかさみ、経常利益は大幅な減益。一方、保有株式の一部売却による特別利益で当期純利益は大幅に増加した。

 具体的には、売上高は前年同期比(以下同じ)4%増の100.1億円で、四半期ベースでは2001年度以降で過去最高売上となった。営業利益は98.6%減の0.1億円、経常利益は85.8%減の1.1億円。当四半期にソネット・エムスリーおよびディー・エヌ・エーの株式を一部売却した特別利益が計上されるため、当期純利益は2,521.1%増の103億円となっている。

 So-net会員数は四半期末で251万人と、前年同期末比9.1%増加。うちブロードバンド会員数は69万人で、21.1%増加した。しかし接続事業については、会員獲得のための広告宣伝費や販売促進費が増加し、前年同期比6.6%の減収となった。また、Webコンテンツや関連商品販売などのポータル事業は37.6%増と順調に推移した。

 同社の代表取締役兼執行役員社長、吉田憲一郎氏は、接続事業について「今期は広告宣伝費など会員獲得の費用がかさんだが、その成果は下半期以降の収益に寄与することを見込んでいる」とし、またポータル事業については「年度を通じて今の勢いを維持したい」と述べた。

 なお、業績説明の後には、同日夕方から開始される「Portable TV」サービスの説明とデモンストレーションも行われた(後掲の別記事参照)。
《小笠原陽介》
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