コダックは18日、500万画素CCD、光学3倍ズームレンズ、23万画素液晶ディスプレイを備えたコンパクトデジタルカメラの新シリーズ「EasyShare Vシリーズ」2機種を発表した。 発売時期は、2.5型液晶搭載モデル「EasyShare V550 Zoom」が6月中旬、2.0型液晶搭載モデル「EasyShare V530 Zoom」が7月中旬。価格はオープンで、実売予想価格はV550が4万円前後、V530が35,000円前後。 Vシリーズのレンズには、プロフェッショナル用大判レンズとして定評のある独シュナイダー製光学3倍ズームレンズ「シュナイダー クロイツナッハ C-バリオゴン（Schneider-KREUZNACH C-VARIOGON）」を採用。また、視野角が170度の23万画素液晶ディスプレイを装備するのに加え、撮影した画像をPCを介さずにダイレクトプリントする規格「イメージリンク」プリントシステム、「ピクトブリッジ」に対応している。 内蔵機能では、液晶ディスプレイの画面上でトリミング領域の指定、確定ができる「トリミング機能」を搭載。カメラ本体を操作するだけで、イメージどおりの画像に編集できるため、同社のデジカメ専用プリンタ「プリンタードック」と併用して、PCを使わなくてもプリントしたい部分だけを拡大プリントするなど思いどおりのプリントが楽しめる。 さらに、撮影済みの動画ファイルから1フレームを選択して静止画を作成し、それをプリントすることにも新たに対応。また、動画ファイルから自動的に最初と最後のフレームと、途中の7フレームの合計9フレームを抽出し、9分割の写真を作成する「動画プリント機能」を搭載。この機能により、動画で撮影したデータの内容もダイジェスト版の静止画としてプリントできる。 内蔵メモリとしてV550は32Mバイト、V530は16Mバイト搭載されているのに加え、SDメモリーカードとMMCにも対応。最大記録画素数は静止画で2,576×1,932ピクセル、動画は640×480ピクセルで30fps。 本体サイズと重さは、V550が幅94×高さ56×奥行き19.5mmで143g、V530が幅92×高さ50×奥行き20.9mmで130g（いずれもバッテリー、カードを除く）。
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