Bフレッツの伸びが加速しそうだ。NTT東西は2006年度において、フレッツ・ADSLは60万契約増と計画しているものの、Bフレッツについては180万契約増としている。両社が、総務大臣に認可申請を行った平成17年度事業計画によるものだ。 この事業計画によると、地域通信市場においては、固定電話から移動通信に、音声からインターネットやデータ通信に移行が加速すると予測。これに伴い、IP電話が急激に拡大するとしている。さらに、日本テレコム、KDDI、平成電電による直収電話の開始によりより競争が激化する。 この環境の変化に対応するため、両社ともに光とIPによるアクセスサービスを強化する。これにより、Bフレッツの契約数についてNTT東日本は100万契約、NTT西日本は80万契約を目指す。さらに、光IP電話についてもNTT東日本は100万ch、NTT西日本は60万chを獲得する計画だ。 ほか、電気通信設備の災害対策、緊急通信の確保や危機管理を強化。また、信頼性の向上と都市機能や景観の観点から通信線路の地中化も進めていく。■ブロードバンドサービスの加入数契約(かっこ内は2004年度)●NTT東日本 Bフレッツ:100万契約増(45万契約増) フレッツ・ADSL:20万契約増(60万契約増) 光IP電話:100万ch●NTT西日本 Bフレッツ:80万契約増(40万契約増) フレッツ・ADSL:40万契約増(60万契約増) 光IP電話:60万ch