ウイルス感染、ブラウザ経由の被害が増加中 —トレンドマイクロの上半期感染被害レポート | RBB TODAY

ウイルス感染、ブラウザ経由の被害が増加中 —トレンドマイクロの上半期感染被害レポート

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 トレンドマイクロは、2004年上半期および2004年6月のウイルス感染被害レポートを発表した。それによると、感染経路がメールからウェブへと変化しているようだ。

 まず上半期については、被害報告数は36,039件で、2003年上半期の件数(17,026件)と比べて2倍以上に増加した。被害トップは多数の亜種が登場したNETSKYで、以下、BYTEVER、AGOBOT、MYDOOMと続く。

 今回のランキングでは、トロイの木馬タイプが4件ランクインしているのが特徴で、ネットサーフィン中にインストールされてしまうケースが後を絶たないようだ。メールだけに注目したウイルス対策では不十分ということで、メールウイルス対策サービスだけに頼るのではなく、アンチウイルスソフトをPCに導入することも必要だ。

■2004年上半期(1月〜6月)ウイルス被害報告
 1位:WORM_NETSKY 4186件
 2位:JAVA_BYTEVER.A 1355件
 3位:WORM_AGOBOT 1277件
 4位:WORM_MYDOOM 937件
 5位:TROJ_AGENT 918件
 6位:TROJ_ISTBAR 683件
 7位:VBS_REDLOF 635件
 8位:TROJ_REVOP 397件
 9位:TROJ_HARNIG 381件
 10位:WORM_KLEZ.H 351件


 また、6月のウイルス感染被害ランキングもあわせて発表された。1位のTROJ_AGENTはトロイの木馬タイプのウイルスで、アプリケーションを起動するたびに呼び出される、IEのスタートアップページを不正操作するといった動作をする。

 「トロイの木馬」(TROJ_〜)のほか、海外などにダイヤルアップして高額な電話料金を請求させる「ダイアラ」(DIAL_〜)、ユーザの操作などを外部に漏洩するための「スパイウェア」(SPYW_〜)、ユーザのPCにインターネット側から侵入するための「バックドア」(BKDR_〜)、広告のための「アドウェア」(ADW_〜)など、マスメール型でないウイルスが多数報告されており、ここにきて感染経路がメールからウェブにシフトする傾向が出てきている。

■2004年6月ウイルス被害報告
 1位:TROJ_AGENT 857件
 2位:WORM_NETSKY 547件
 3位:JAVA_BYTEVER.A 498件
 4位:TROJ_REVOP 271件
 5位:DIAL_KTUDIALER.A 231件
 6位:BKDR_JEEMP.C 117件
 7位:TROJ_DYFUCA.BQ 116件
 8位:SPYW_BRISS.M 102件
 9位:TROJ_PORNDIAL.BP 91件
 10位:ADW_NCASE.A 69件

 ISPによるメールウイルスチェックサービスなどが普及してきたためか、BugbearやKlez、Badtransのときのようにマスメール型が延々と報告され続けるケースは減ってきているが、入れ替わるようにダイアラやトロイの木馬などが増えており、十分な警戒が必要だ。
《伊藤雅俊》

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