日立、P2Pのための高セキュリティ情報共有システムを開発 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

日立、P2Pのための高セキュリティ情報共有システムを開発

ブロードバンド テクノロジー
 日立製作所中央研究所は、サーバを経由せずに大容量ファイルを交換することのできるピアツーピア(P2P)通信のための、高セキュリティの情報共有システムを開発したと発表した。

 この新しいシステムは、中央管理サーバによってユーザ管理や端末間の通信制御(ファイルのアクセス制御やトラフィック制御、通信の暗号化、ロギングなど)をおこない、違法な用途への利用やデータの機密性の低下などを防ぐというもの。

 さらに、SIP / SIMPLE(※)の採用によってインスタントメッセージングや音声通話などのリアルタイムコミュニケーションがサポートされているほか、携帯電話など比較的処理能力の低い端末向けには、ゲートウェイサーバがP2Pを代行することでアクセスを可能とする機能も備える。

 現在不正コピーの温床とされているP2Pだが、処理能力やトラフィックのボトルネックの解消策として、IPv6の普及とともに利用の拡大が見込まれている。

(※:SIMPLE : SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)
《伊藤雅俊》
【注目の記事】[PR]
page top