IPv6アプリコンテスト2003、インプリ部門後期枠の受賞作発表。急遽設定の“村井賞”にルノー&CISCOのIPv6カーなど | RBB TODAY

IPv6アプリコンテスト2003、インプリ部門後期枠の受賞作発表。急遽設定の“村井賞”にルノー&CISCOのIPv6カーなど

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IPv6アプリコンテスト2003、インプリ部門後期枠の受賞作発表。急遽設定の“村井賞”にルノー&CISCOのIPv6カーなど
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慶應義塾大学 村井純教授
IPv6普及・高度化推進協議会会長 村井純氏
 IPv6普及・高度化推進協議会は、「IPv6アプリコンテスト2003」のインプリ部門後期枠の表彰式をおこなった。

 このインプリ部門は、実際に動作するIPv6アプリケーションやシステムを対象としたもので、グランプリにはメディア教育開発センター大澤氏の「着目点の多地点間での遠隔共有ツール」が選ばれた。これはIPv6/IPv4のマルチキャストを用いた映像や音声のコミュニケーションツールで、マウスで映像の中の着目してほしい箇所(着目点)を高品質に表示するなど特徴的な機能を備えている。

「着目点の多地点間での遠隔共有ツール」でグランプリを獲得したメディア教育開発センター 大澤範高氏

 また、横田恒氏の「IPv6スタートアップキット」には、審査員特別賞が贈られた。これは、Windows2000やWindows XPを簡単にIPv6対応するためのツール。この作品については村井先生も「痛いところをつかれた」とコメント、今後一般ユーザに向けてIPv6を推進していくときにはこうした気配りが必要になると述べた。

 このほか、力作の応募が多数寄せられたため急遽設定されたという「村井賞」については、マイクロソフトのティーンエイジャー向けインスタントメッセンジャー「three degrees」、ルノーとシスコシステムズの共同開発した「MIPv6 powered Car」(Moble IPv6 搭載自動車)、NTTネットワークサービス研究所「サービス選択機能を持つIPv6高速アクセスネットワーク」の3作品が受賞した。

 マイクロソフトのthree degreesは、相手デスクトップにアニメーションGIFをポップアップさせたり、チャット相手と音楽や写真ファイルを共有したりできるIM。IPv6の特長を生かして、ピアツーピアならではの機能が多く搭載されている。

 ルノーとシスコシステムズのMIPv6 powered Carは、車内ルータや車内Wi-Fiアクセスポイントを搭載、Wi-FiとGPRS(欧州の携帯電話方式)を自動で切り替えながらIPv6コネクティビティを確保する。タブレットPCをワイヤレスで使えるほか、渋滞情報の受信やトラブル発生時の通報もおこなえる。さらには複数のMIPv6 powered Carがアドホックネットワークを構築、路側のアクセスポイントの通信範囲外からでも、他車を中継してIP通信ができるという。

 また、NTTネットワークサービス研究所の「サービス選択機能を持つIPv6高速アクセスネットワーク」は、PPPoEを使わずにアクセスネットワークを切り替えるための仕組み。アクセス認証とVLAN-IDアサインを連携させることで、レイヤ2でネットワークの選択が出来るのが特徴。
 たとえばAというISPからBというISPにつなぎ変える場合、現在のPPPoEベースのネットワーク(フレッツの地域IP網など)では、AへのPPPoEセッションを切断してBへのPPPoEセッションを確立するという手順になる。しかし今回受賞した方式では、再認証によってVLAN-IDが変更、L2スイッチに通知され、それまでAとつながっていたVLANがBにつながるようになり、その結果、使用するISPが切り替わる。
 これとは逆にISP側を固定、Wi-Fiアクセスポイントを次々に変えても同じようにつながり続けるモビリティ確保も可能となる。
 レイヤ2のVLANのみでパケットがやりとりされるため高いスループットが実現できるほか、PPPoEを受け付けるBASなど不要になるため機材コストが抑えられるという。

 第一回となるこのIPv6アプリコンテスト2003では、インスタントメッセンジャーやスタートアップキットなど、ユーザが直接触れる分野から、アクセスネットワーク技術のように縁の下の力持ち的位置づけのものまで、さまざまな作品が受賞した。2004年も「IPv6アプリコンテスト」が開催されるということなので、アイディアのある人、手持ちのネタのある人は、挑戦してみてはいかがだろうか。

ルノー/シスコシステムズの発表資料より、MIPv6 powered Carのネットワーク構成。Wi-Fiが使える場合はWi-Fiで、使えなくてもGPRS携帯電話で外部と接続(クリックで拡大)

ルノー/シスコシステムズの発表資料より、事故通報システムとして、車から車へ経由してアドホックネットワークが構築される(クリックで拡大)


NTT発表資料より、アクセスネットワークの構成。トラフィックの振り分けはレイヤ2で実現されるため、IPv4とIPv6のデュアルスタックも可能(クリックで拡大)

NTT発表資料より、このシステムの実サービスでの適用例。端末をどこへ持っていっても同じネットワークにつなげることが可能になる(クリックで拡大)
《伊藤雅俊》

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