KDDI、モバイル機器も含めた大規模なIPv6接続実験を開始 | RBB TODAY

KDDI、モバイル機器も含めた大規模なIPv6接続実験を開始

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KDDI、モバイル機器も含めた大規模なIPv6接続実験を開始
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 KDDIは、6月よりDIONのADSL回線を用いたIPv6接続実験「DION ADSL IPv6」を開始する。実験期間は8月末まで。今回の実験では、(1)ADSLによるデュアルスタック(2)ホームネット接続システム(3)IPv4/IPv6トランスレータ(4)AirH"によるデュアルスタックが提供される予定だ。

 ADSL回線を用いたIPv6接続は、イー・アクセスとODNが共同で進めているデュアルスタック方式による実験と同等なもの。デュアルスタック方式とは、1本の回線でIPv4とIPv6を同等に流す方式である。東京、埼玉、千葉で、イー・アクセスのADSL回線を利用しているユーザが対象となる。

 ホームネット接続システムでは、認証、名前解決、ゲートウェイ、DNS登録機能が提供される。さらに、IPv6機器を自動的に探索して登録するソフト「IPv6機器検出ツール」(参加者に配布)を用いると、名前解決機能により簡単にアクセスできるようになる。また、赤外線ポートを搭載したUHB(Universal Home Box)を用いると、IPv6ネットワークに接続されたPCなどから家電の操作もできるようになる。

 今回の実験は、AirH"を経由してPDAからIPv6接続が利用できるなど、モバイル機器も視野に入れているのが特徴だ。このAirH"からのアクセスは、ADSL回線と同じくデュアルスタック方式になっている。また、IPv4のパケットをIPv6に変換するゲートウェイ「IPv4/IPv6トランスレータ」を仲介することにより、auの携帯電話から家庭内のUHBに接続する実験も進められる。

 モニタは、限定1,000人または4月末まで募集する。なお、参加費は無料で、実験中に配布されるヤマハのブロードバンドルータ「RTA55i」や、シャープのLinuxザウルス「SL-C700」などのIPv6対応機器は終了後、無償で提供するという。

 今のところ、個人向けIPv6接続のサービスや実験は、ADSLが主流となっている。IPv6における目標の1つに、家電などすべての機器をインターネットに接続することが挙げられるが、そうなるとADSLでは力不足になる可能性がある。そのため、KDDIも含めて今のうちからFTTHでの実験も進める必要があるだろう。

実験の概略図
《RBB TODAY》

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