法人向けに強くアピールする日本テレコム −法人向けIP電話サービスの計画を公表 | RBB TODAY
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法人向けに強くアピールする日本テレコム −法人向けIP電話サービスの計画を公表

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 日本テレコムは、法人向けIP電話サービスにおける提供計画を発表した。同社の個人向けIP電話サービスについては、TTNet、KDDI、イー・アクセスと共同で進めていくと発表されているが、法人向けサービスに関しては、これまであまり触れられていなかった。

 同社ではまず、2003年4月以降をめどに、ODNを利用した法人向けのIP電話サービスを開始する予定でいる。これらのサービスでは、従来と比較して通話料金と基本料金が安くなるという。

 さらに、2003年の夏から秋にかけて「IPセントレックス型サービス」としてスタートさせるとしている。具体的には、現在、企業内に設置されているPBX(Private Branch Exchange:構内に設置された交換機)の内線やグループコールの機能をすべて同社のiDC側で実現させるというもの。メリットとして、電話料金が安くなることはもちろんのこと、導入時の費用、手間と運用時の保守/管理などからも解放されるという。またバックボーンには、法人向けのIP-VPNとして実績がある「SOLTERIA」を利用して、信頼性の高いサービスを提供するとのことだ。

 そのため同社では、一部で用いているIP電話のプロトコルH.323を、標準になりつつあるSIPに置き換える予定でいる。これにより、FAXやメール、留守番電話を統合させたASPサービスの提供も可能になり、これまでのPBXよりも付加価値の高いサービスを提供できる。さらに、050とIP-VPNを用いているため、事務所が移転しても電話番号を変更しなくてよいというメリットもある。

 スタートダッシュに成功したNTTコム、CATVや電力系通信会社と手を組み始めたKDDI、法人向けに強くアピールする日本テレコム。それぞれの戦略の違いが明確になってきたようだ。
《RBB TODAY》
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