「収益性を徹底的に追及」イー・アクセス、新COOを迎えて経営陣強化。今年度前半に純益ベースの単月黒字実現へ | RBB TODAY
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「収益性を徹底的に追及」イー・アクセス、新COOを迎えて経営陣強化。今年度前半に純益ベースの単月黒字実現へ

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「収益性を徹底的に追及」イー・アクセス、新COOを迎えて経営陣強化。今年度前半に純益ベースの単月黒字実現へ
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 イー・アクセスは、新たに種野晴夫氏を代表取締役COOとして迎える役員人事について発表した。これまで代表取締役COO職をつとめたエリック・ガン氏は、代表取締役CFOとして財務面に専念することとなる。この新役員人事は、イー・アクセスの営業強化と、昨年いったん取りやめた株式公開に向けての体制づくりをあらためて目指すもの。

イー・アクセスCEO 千本倖生氏


 あたらしい役員構成は以下のとおり。

・代表取締役CEO 千本倖生
・代表取締役COO 種野晴夫
・代表取締役CFO エリック・ガン
・  取締役CTO 小畑至弘

 種野氏は現在54歳。第二電電(DDI)の設立やKDDとの合併などで中心的な役割を果たしすなどした経歴の持ち主。この人事は、2月25日に予定されている臨時株主総会および臨時取締役会で決まる予定となっている。

 今後の経営方針として千本CEOは、「顧客獲得コストを無限に使うわけには行かない」としてきっちりした経営をしていくとした。これはヤフーやNTT東西が、TVCMや代理店へのインセンティブなどで大量のコスト投下を続けている状況を意識した発言であろう。また、「儲かる局しかやりません」「(収益性からみれば)1,000局程度が限度」と語り、現時点では提供局舎をあまり拡大せず、確実な収益を追求する方針をあらためて示した。

新COOの種野晴夫氏


 これに関連して種野氏は、加入者獲得について「過去(DDI〜KDDI当時)、マイラインの争奪戦や携帯電話でたくさんのコミッションを払って加入者を獲っていた」と振り返り、「獲ったお客さんに継続して使っていただけたかということを考えると、経営的にはマイナスの面もあったのではないか」と述べ、「単にお金を使って一時的にシェアを増やすということはこの会社(イー・アクセス)ではやらない」と現在加熱気味の顧客獲得競争にそのまま乗るつもりがないことを明言した。

順調に収益を伸ばし、純益ベースの黒字化も近いという


 イー・アクセスはEBITDAベースの黒字化をすでに果たし、今年の早い時期には100万回線の達成や純益ベースでの黒字化のめどが立っているという。イー・アクセスは未上場の独立系ベンチャー企業ということでこれまでも派手な動きをほとんどしていなかったが、他社より資金が潤沢でない分だけ、むしろ堅実な経営が続いている。ネットバブルが日本でほとんど起きなかったのは同社にとって実に幸いだったと言えそうだ。
《RBB TODAY》
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