420万を突破したDSLユーザ数 −2002年9月末のDSL普及状況速報
ブロードバンド
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エリア別では、9月中のNTT東日本エリア総増加数は16万9,391、NTT西日本エリアの増加数は13万8,085だった。NTTフレッツのシェア減少は続いており、東日本エリアで38.1%(▲0.25ポイント)、西日本エリアで44.8%(▲1.12ポイント)、全国では40.9%(▲0.60ポイント)となっている。他事業者が3千円台前半で12Mbpsタイプのサービスを提供している現状では、なかなかフレッツ・ADSLがユーザを増やしていくのは難しいようだ。モバイルユーザにとっては、ADSLモデム内蔵の公衆電話を投入してフレッツサービス・無線スポットサービスと組み合わせてくれれば、といった期待もかけたいところだが、公衆電話そのものが削減されている状況ではそれも難しいかもしれない。
いずれにせよ、このまま30万加入増のペースが続けば、12月末、つまり年内に500万加入突破は確実だろう。今後は、拡大したユーザベースを対象にした新しいブロードバンド回線の用途・アプリケーションの登場・普及がポイントになってくると思われる。