9月下旬にはIP電話に電話番号「050」付与を開始。総務省、情報通信審議会の答申を受けて | RBB TODAY
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9月下旬にはIP電話に電話番号「050」付与を開始。総務省、情報通信審議会の答申を受けて

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 総務省は、IP電話サービスへの電話番号を付与するために必要な省令などの改正について、一部の表現の修正などをおこなったうえで、当初原案どおり改正すると発表した。情報通信審議会からの答申を受けてのもので、寄せられたパブリックコメントとあわせて公開されている。

 改正される省令類は6月下旬に公布、9月下旬に施行される予定で、これにより、一定以上の通話品質の確保されたIP電話サービスは「050」ではじまる11桁の電話番号を取得できるようになり、IP電話とアナログ電話などが相互に通話できることになった。要求される通話品質は「クラスC」と呼ばれるもので、クラスA(一般の加入電話レベル)やクラスB(携帯電話レベル)よりも緩やかな基準となっている。言い換えれば「携帯電話よりも通話品質が悪いサービスでも050番号が取得できる」わけで、このためパブリックコメントには、品質情報の公開などを積極的に実施するよう求める意見が寄せられていた。

 このほか、050で始まる11桁の電話番号は「有限な資源」であることから、一部の通信事業者からは、「特定の事業者による必要以上な番号の確保を防ぐ」ための規定を求める声もあったが、これについては一律に規定することはできないとして明文化は見送られた。実際、050の後ろ部分、8桁の番号では1億個の番号しか確保できないため、昨年の“コロケーション騒動”のような「先願・不当占拠」状態になるおそれもあるが、ブロードバンドユーザが500万にも達しない現状では、当分は問題ないものと思われる。
《RBB TODAY》
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