MSN Messangerを利用して感染するウイルスプログラム「CoolNow」について各社が警告
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CoolNowは、自身がホスティングされているサーバのURLを、MSN Messangerに登録されているユーザに対して自動的に送信するJavaScriptプログラム。ワームによって送信されたURLをクリックすると、フルスクリーンサイズでウインドウが開き、インターネットエクスプローラのセキュリティホールをついたJavaScriptプログラムが実行され感染する。この活動はMSN Messangerに登録されたメンバー全員にメッセージを送信するまで繰り返され、登録されているメンバー名やログオン名を、特定のメールアドレスもしくはWebサーバに送信するハッキング活動も行う。
マイクロソフトによると、このワームに感染する恐れがある製品として「Internet Explorer 5.5 SP2」と「Internet Explorer 6」を挙げており、対策済みの修正プログラム(2月11日公開の累積パッチ)の適用を呼びかけている(上記以外のインターネットエクスプローラに関しても、感染の恐れがあるとも警告している)。
また、トレンドマイクロ、シマンテック、日本ネットワークアソシエイツなどウイルス対策ソフト各社は、対策済み定義ファイルの公開を開始しており、定義ファイルのすみやかなアップデートを薦めている。