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NTT西、「FTTH金沢トライアル」の成果報告を公表。FTTHのスピードへの満足度は高い

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 NTT西日本は、石川県金沢市で6月末まで実施していた光サービスのフィールド実験「FTTH金沢トライアル」について、成果の報告を公開した。FTTH金沢トライアルは、FTTH上で展開するビジネスモデルの開拓や、家庭に導入されるであろうホームゲートウェイ製品の検証を目的として約1年間にわたって実施されていた。

 報告によると、B2B(企業間)ニーズはすでに成熟しており、トライアルでも実用的に使われていたという。B2C(企業・消費者間)についても動画広告配信やライブ中継といった定番サービスのほか、バスの現在位置をリアルタイムで表示する「バスドコ」サービスなどが好評だったという。ただ、C2C(消費者・消費者間)については潜在的な市場規模が大きいはずとしているものの、キラーサービスの発見には至らなかったということだ。体感速度についてはさすがにFTTHだけあってユーザアンケートでも高い評価が寄せられている。

 今回のFTTH金沢トライアルでは、41回線120世帯という比較的小規模の実験だったが、NTT東西は8月1日から商用FTTHサービス「Bフレッツ」の提供を開始する。今後は、より多数のユーザがさまざまに利用するBフレッツ環境の中で、C2Cサービスなどの模索が進められることになるのだろう。
《RBB TODAY》
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