国内スマホゲーム市場、1兆円超え間近ながら成長は鈍化

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任天堂「Miitomo」は17日配信開始
  • 任天堂「Miitomo」は17日配信開始
  • 人気ゲームの『パズル&ドラゴンズ』
  • 国内スマホゲーム市場規模推移と予測(矢野経済研究所)
 家庭用ゲームの国内市場は2007年に絶頂を迎え、2兆円超えを果たしたが、以降は年々減少。2015年7月発刊の「2015CESAゲーム白書」によると、2014年時点で、ハードウェアが1,378億円、ソフトウェア(パッケージ)が2,356億円、合計で3,734億円に留まっている。

 一方で、スマートフォンアプリやタブレットを中心としたスマートフォンゲームが、家庭用ゲームを上回る市場に成長した。こうした状況を受け、矢野経済研究所は14日、国内のスマートフォンゲーム市場の最新調査結果を発表。2015年10月~2016年2月に調査を行った。

 それによると、2014年度の国内スマホゲーム市場規模(メーカー売上金額ベース)は、前年度比159.8%の8,950億円と大きく伸長したという。引き続き『パズル&ドラゴンズ』『モンスターストライク』などの人気が継続し、市場をけん引。

 すでに、家庭用ゲームメーカー各社は、スマホゲーム開発へとシフト。とくに今年は、“家庭用ゲーム最後の牙城”ともいわれた任天堂が、スマートフォンゲーム領域に参入。今週17日からは、同社初のスマートフォンアプリ「Miitomo」の配信も予定されている。こうしたことから、2015年度以降も市場は安定的に成長を続けるが、これまで市場をけん引してきたゲームアプリの人気が徐々に下降し、2015年度の国内スマホゲーム市場規模(メーカー売上金額ベース)は、9,250億円に、2016年度の国内スマホゲーム市場規模(メーカー売上金額ベース)は、9,450億円と、成長スピードの鈍化が予測されている。

 今後、さらなるキラーコンテンツの登場により市場規模が拡大することもあり得るが、待望の1兆円超には、もうしばらく年数が掛かりそうだ。
《冨岡晶》

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