函館の歴史・伝統模様を現代の住まいへ。「1点モノのアンティーク風建具」を劇的コストダウンで再現する新技術 - PR TIMES|RBB TODAY
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函館の歴史・伝統模様を現代の住まいへ。「1点モノのアンティーク風建具」を劇的コストダウンで再現する新技術

公立はこだて未来大発スタートアップfunovoと地元No.1工務店ウィルがタッグ。高価格化する住宅建材市場に一石を投じる「伝統×技術」の挑戦

株式会社funovo(ファノボ、北海道函館市、代表取締役:松下文太)と、株式会社不動産企画ウィル(北海道函館市、代表取締役:佐藤真一)は、函館の開港とともにある函館市旧イギリス領事館(開港記念館)のシンボル的な窓、青海波や矢絣といった日本の伝統模様を3Dプリンタで再現した室内窓パネルを、ウィルが函館市石川町に建設する新モデルハウス「CUBE+C」に実装したことをお知らせします。本取り組みは、funovoが2026年4月に提供を開始した建築模型3Dプリントサービス「シェイピー」に続く、3Dプリント技術と建築領域を掛け合わせた新たな展開です。

※新モデルハウス「CUBE+C」の室内窓(2026年7月撮影)

■背景

funovoは、公立はこだて未来大学発スタートアップ称号授与企業第1号として、「Fun for Every Day, Innovation for Life.」をパーパスに掲げ、内装材シミュレーションアプリ「カベレオン」やモデルハウスレコメンドアプリ「モデレコ」など、建築分野におけるITソリューションの開発に取り組んでまいりました。ウィルは、函館エリアの新築棟数10年連続No.1を誇る地元工務店・不動産会社であり、モデレコおよびカベレオンの共同開発・先行導入パートナーとして、両社は継続的に協業関係を築いてきました。
今回の取り組みは、ウィルから寄せられた「3Dプリンタでしかできないものを作ってみたい」という一言から始まりました。2026年4月に図面を送るだけで建築模型が完成する3Dプリントサービス「シェイピー」の提供を開始するなど、建築分野における3Dプリント活用の知見を蓄積してきたfunovoがこの声に応え、両社で議論を重ねる中で生まれたのが、「伝統あるアンティークの窓」や「日本の伝統模様を室内窓に再現する」という着想です。住まいの中でも家族が日常的に目にする「窓」という場所に、伝統模様が持つ意味や願いを込めるこの試みは、ウィルの新モデルハウス「CUBE+C」で実現することとなりました。

■特徴

1.伝統模様に込められた「家族への願い」を室内窓に
「CUBE+C」の室内窓(2階に加え、1階にも展開)には、3Dプリンタで日本の伝統模様を再現した樹脂パネル「3Dプリントガラス」を採用しました。青海波(未来永劫続く幸せを願う)、矢絣(厄災を払い幸運を射抜く)、麻の葉(子どもの健やかな成長と魔除け)、鮫小紋(魔除け)という、古くから人々の願いが込められてきた模様を、家族が日常的に目にする窓に再現しました。あわせて、現代的な意匠を求める方向けにエキスパンドメタル柄のパネルもラインナップし、幅広いニーズに対応しています。

※伝統模様パネルのディテール(青海波・矢絣・麻の葉/2026年7月撮影)

■日本の伝統模様に込めた意味

2.3D CADによるモデリング×3Dプリントで実現する精緻な意匠
各模様は3D CADで一つひとつモデリングした上で3Dプリンタにより造形しており、木製の窓枠と組み合わせることで、伝統模様の繊細な陰影や立体感を室内窓に再現しています。さらに窓台にも独自の技術を活用した3Dプリンタによる石風テクスチャを施し、素材感にもこだわりました。3Dプリンタによる造形は、画一的なデザインになりがちですが、作成した伝統模様はそう見えない工夫を施しています。
例えば、青海波模様では,立体的にどの角度から見ても波に見えるように凹凸をパターンにならない形で付与しています。ほかの模様にも単純な繰り返しに見えない工夫が施してあります。

※参考画像:作成中の3Dプリント窓枠(パネル装着前)


※函館市旧イギリス領事館(開港記念館)の窓(2026年7月撮影)

※完成した室内窓(ガラスと窓枠)と石風テクスチャの窓台(2026年7月撮影)

2026年3月から7月にかけての約4ヶ月間、寸法の微調整やテクスチャの検証など、数多くの試作を重ねながら開発を進めました。完成した室内窓は2026年7月9日に撮影しており、試行錯誤の末にたどり着いた質感と精度を写真でもご覧いただけます。

※別角度より、エキスパンドメタル・鮫小紋パネルの室内窓(2026年7月撮影)

■コメント

株式会社不動産企画ウィル 代表取締役 佐藤真一 氏
室内の造作建具はコストが高く、限られたお客様でしか採用されることがないのが現実です。
また、古い住宅から取り外したアンティークの室内窓も同じくコストが高いです。
今回、室内窓造作建具を3Dプリンタで作ってみたのは、パターンさえ作ってしまえば、造作窓の3Dプリンタでの製作は再現性が高くなりコストを劇的に下げられるのでは、という試みです。
取付を容易にするなど、実践から課題もわかり実用化は充分に手応えを得ることができました。

株式会社不動産企画ウィル 設計担当
室内窓などの造作物は、通常、木材など材料の性質を考慮しながらサイズや形状を検討する必要があります。
しかし、3Dプリンタを活用することで材料による制限を受けにくく、ミリ単位での形状指定や曲線を取り入れたデザインが可能となり、設計の自由度が大きく広がると感じました。特に伝統模様を取り入れた室内窓の製作では、その柔軟性の高さを実感し、これまでにない発想でデザインを形にできる可能性を感じることができました。

株式会社funovo 代表取締役 松下文太
ウィルさんから「3Dプリンタでしかできないものを作ってみたい」とお声がけいただいたことが、本取り組みの出発点でした。青海波や矢絣といった伝統模様には、昔から家族の幸せや子どもの成長を願う気持ちが込められています。その願いを、ウィルさんと一緒に約4ヶ月かけて何度も試作を重ねながら、実際に住まう方が毎日目にする室内窓という形に落とし込めたことを大変嬉しく思います。函館から生まれたこの取り組みが、住まいづくりの新しい選択肢として広がっていくことを願っています。

■新モデルハウス「CUBE+C」概要


■シェイピー概要

「シェイピー」は、建築用図面データから立体物を製作する3Dプリントサービスです。2026年4月の開始当初は建築模型制作に特化していましたが、現在はその技術を拡張し、住宅・建設分野における「オーダーメイド可能な内装材サービス 」としても展開しています。

図面を送るだけで完成する手軽な模型制作の強みはそのままに、独自のモデリング技術と3Dプリント技術を融合することで、今回のような特注の室内装飾部材やオリジナル建具、販促ツールなど、建築空間に付加価値を与えるプロダクトをオーダーメイドで製作。従来の工法ではコストや難易度の面で諦めていた複雑な形状やデザインを具現化し、設計者や工務店の自由な発想を形にします。

「あなたのアイデアを3Dプリンタで実現しませんか?」

こんなデザインは形にできるだろうか、他にはない空間を提案したい、といった構想段階からのご相談も大歓迎です。手書きのスケッチやイメージ画像1枚からでも承ります。
あなたの自由な発想を形にするパートナーとして、まずはお気軽にご相談ください。

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会社概要

株式会社不動産企画ウィル



- 社名:株式会社不動産企画ウィル
- 本社所在地:〒040-0003 北海道函館市松陰町18-36
- 代表取締役:佐藤真一
- 事業内容:新築注文住宅の設計・施工、不動産の企画・仲介等(函館エリア新築棟数10年連続No.1)
- HP: https://iewill.jp
- Instagram: @wills_style

株式会社funovo



- 社名:株式会社funovo
- 本社所在地:〒041-0803 北海道函館市亀田中野町116番地2
- 代表取締役:松下文太
- 事業内容:建築分野におけるITソリューション開発、建築業向けSaaSの開発・運用・サポート
- HP: https://funovo.co.jp
- 本サービスHP: https://shapee.funovo.co.jp



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