
直木賞作家・佐藤正午が9年もの歳月を費やして書き上げた、人生を踏み外した女性の静かな決意と再生の物語『熟柿』。
本作は2025年3月の刊行以降、SNSや口コミ、メディア露出で評判が広がり版を重ねてきました。さらに、このたび投票していただいた全国の書店員さんからの応援を受けて、12刷12万部を超えるロングセラーとなりました。
KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」では「2026年本屋大賞」第2位を記念し、本作の2章分まるまる試し読みの公開期間を【2026年5月10日(日)23時59分】まで延長してお届けします。
この機会に、ぜひチェックしてみてください。
『熟柿』2章分試し読み
【2026年5月10日(日)23時59分】まで延長!

『熟柿』書店店頭用パネル画像
『熟柿』について
◆感動の声、続々
絶望しても、裏切られても、繰り返すしかない生活が、
私たちを救うのだと思わせてくれる小説だった。
――角田光代さん(毎日新聞 2025年12月13日)
これほどまでの傑作と出会えたことが、僕は幸せでたまりません。
未読の方、これから『熟柿』を読むことができるなんて、本当に羨ましいです。
――紙上健吾さん(けんご@小説紹介/X 2025年12月29日)
それでも主人公は人生を生きていくしかない。
その時間経過が、淡々とした筆致で、
だが胸に迫る展開をもって描かれている
――三宅香帆さん(読売新聞 2025年6月23日夕刊)
お涙頂戴の感動なんてものではない。もっと大きな本物の人生が、迫力を持って描かれる。震えがくるほどのすごい小説であり、2025年を代表する小説だ。
――杉江由次さん(本の雑誌 2025年6月号)
読み終わった後、しばらく何も考えられなかった。茫然と表紙を眺めつづけた。
しばらく他の物語を読みたくない、と思った。
――久田かおりさん(精文館書店中島新町店/Readee 書店員レビュー)
◆あらすじ
取り返しのつかないあの夜の過ちが、あったはずの平凡な人生を奪い去った。
激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子・拓を出産する。出所後息子に会いたいがあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は、息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。自らの罪を隠して生きる彼女にやがて、過去にまつわるある秘密が明かされる。
熟柿(じゅくし):熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つこと。(三省堂『大辞林 第四版』より)
◆書誌情報

書名:熟柿
著者:佐藤正午
発売:2025年3月27日(木)※電子書籍同日配信
定価:2,035円(本体1,850円+税)
体裁:四六変形判
頁数:368頁
装丁:鈴木成一デザイン室
ISBN:978-4-04-114659-0
初出:「小説 野性時代」2016年12月号、17年12月号、18年12月号、19年12月号、20年12月号、特別編集23年冬号、24年2月号・4月号・6月号・8月号・10月号、特別編集24年冬号
発行:株式会社KADOKAWA
書誌情報ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322310001098/
著者プロフィール
佐藤正午(さとう しょうご)
1955年、長崎県生まれ。83年『永遠の1/2』ですばる文学賞を受賞しデビュー。2015年『鳩の撃退法』で山田風太郎賞、17年『月の満ち欠け』で直木賞、25年『熟柿』で中央公論文芸賞を受賞。他の作品に『Y』『ジャンプ』『5』『アンダーリポート』『身の上話』『ダンスホール』『冬に子供が生まれる』などがある。
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