●市民が主体となって実施している環境省の自然環境調査プロジェクト「モニタリングサイト1000里地調査」で11月22日(土)にシンポジウムを開催。
●各地の調査・保全活動で課題となる後継者の育成をテーマに、「学校や学生との連携」に焦点を当てる。
●北海道・美幌博物館の鬼丸和幸氏による講演と、東京・神奈川の各地域で、学校や学生と連携して調査を行う3実例を紹介。
公益財団法人日本自然保護協会(理事長:土屋 俊幸)は、環境省事業である重要生態系監視地域モニタリング推進事業(モニタリングサイト1000里地調査、以下「モニ1000里地調査」)の事務局を担っています。モニ1000里地調査は、地域の市民が主体となって各地で調査を実施しており、毎年調査員同士の交流の場としてイベントを開催しています。
今年はモニタリング調査の継続で長年課題となっている「後継者の育成」をテーマに、「学校や学生との連携」に焦点を当てたオンラインシンポジウムを開催します。基調講演や全国からの先行事例を通じて、次世代の担い手育成、ひいては多様な主体と連携するためのヒントや工夫を共に考えます。モニ1000里地調査関係者だけでなく、関心のある方にも広くご参加いただけます。
イベント詳細はこちら
【開催概要】
開催日時:2025年11月22日(土)13:30~16:00開催方法:オンライン会議システム「ZOOM」による開催
参 加 費:無料
対 象:モニ1000里地調査員のほか、関心がある方ならどなたでも
定 員:280名(定員に達し次第締め切り)
主 催:環境省生物多様性センター・(公財)日本自然保護協会
申 込:下記リンク先の申込フォームより登録
申込〆切:2025年11月16日(日)
お申込みはこちら
【プログラム】

■モニタリングサイト1000里地調査とは
2003年から環境省の事業として実施されており、全国約200ヵ所で毎年1500名以上の市民ボランティアが参加しています。植物、鳥類、ホタル類など里地里山に生息する様々な生物について全国同じ手法で調査を行い、里地里山という複雑な生態系の変化を全国レベルでとらえることを目指しています。2024年10月にこれまでの18年間の調査結果をとりまとめ、私たちにとって身近な存在であるスズメの急減など、里地里山の生物多様性に迫る危機を明らかにしました。得られたデータは生物多様性国家戦略などに役立てられたほか、各地の里山での保全活動にも役立てられています。
日本自然保護協会:
https://www.nacsj.or.jp/activities/moni1000/
環境省生物多様性センター:
https://www.biodic.go.jp/moni1000/

<参考>公益財団法人 日本自然保護協会について自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、今でも日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。
http://www.nacsj.or.jp/
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