将来宇宙輸送システム株式会社、「次世代型宇宙港」ワーキンググループの報告会を開催。高頻度な宇宙輸送を支える拠点としての宇宙港のコンセプト等を発表 - PR TIMES|RBB TODAY
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将来宇宙輸送システム株式会社、「次世代型宇宙港」ワーキンググループの報告会を開催。高頻度な宇宙輸送を支える拠点としての宇宙港のコンセプト等を発表




将来宇宙輸送システム株式会社(東京都中央区、代表取締役 畑田康二郎 以下ISC)は、「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を、宇宙でも。」というビジョンを掲げ、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業です。

このたび、アジア最大級の宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2025」内で、2024年8月に開始した「次世代型宇宙港(NSP:New Space Port)」のあり方を検討するワーキンググループ(NSP-WG)の報告会を行いました。

本報告会では、高頻度な宇宙輸送を支える拠点としての宇宙港に関して、陸上および洋上での活用を踏まえた実現性評価の結果および各コンセプトを基に製作した模型の発表を行いました。

参考プレスリリース)2024年8月配信
17社・1大学とともに「次世代型宇宙港」ワーキンググループを開始
https://innovative-space-carrier.co.jp/news/20240801
※なお、2024年8月のプレスリリース配信時以降、1社追加となり、現在は18社・1大学となっております

各拠点や施設を、陸上のみならず洋上で検討
ISCは、「完全再使用型の単段式宇宙往還機(SSTO)」を用いた高頻度宇宙輸送を2040年代に行うことを目指しています。高頻度輸送を実現するためには、宇宙輸送を支えるための拠点となる「次世代型宇宙港(NSP:New Space Port)」が欠かせません。
そこで、2024年8月に18社と1大学とともにワーキンググループを組成し、2025年10月まで1年余りにわたり、計22回にわたる議論を実施してまいりました。
本検討では、以下の3つを「次世代型宇宙港(NSP:New Space Port)」の主要構成要素として設定しています。
- 陸上で、ロケットの整備や燃料を運用するための設備や、乗客が利用するターミナル施設が整備されている拠点
- 洋上で、ロケットを打ち上げるための発射拠点
- 洋上で、乗客がロケットへの搭乗直前まで滞在でき、セキュリティなども整備されている拠点

さらに、これらを単なるロケットの打上げ・着陸施設にとどめず、観光・見学・教育・研究利用などの目的で人々が訪れる多機能複合拠点として、検討を進めてまいりました。

報告会では「次世代型宇宙港」の模型を発表
このたび、アジア最大級の宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2025」内で開催した報告会では、現時点までの検討結果の報告ならびに、「次世代型宇宙港(NSP:New Space Port)」の模型の発表を行いました。

今回の報告会では、宇宙輸送の将来展望や宇宙港の現状分析、「次世代型宇宙港(NSP:New Space Port)」が目指す姿やビジネスモデル、実現に向けた課題など、これまでの検討成果を発表しました。






また、今回のワーキンググループで検討を行った「次世代型宇宙港(NSP:New Space Port)」のコンセプト模型も披露しました。

ロケットの打上げおよび着陸に必要な施設はもちろん、宿泊・教育・商業機能を備えた大規模な陸上エリアを具現化しました。

さらに、洋上打上げを想定したロケット発射船や滞在拠点となる船、高頻度宇宙輸送を支える大規模ロケット用エネルギー施設も、将来の宇宙インフラ構想として模型内に反映しました。

模型は2040年代の完成を想定した、2,300分の1スケールで、1,100mmx1,000mmにて作成









<参加企業:15社・1大学> ※五十音順
1.エア・ウォーター株式会社
2.ENEOS Power株式会社
3.株式会社荏原製作所
4.鹿島建設株式会社
5.株式会社商船三井
6.JFEエンジニアリング 株式会社
7.常石ソリューションズ東京ベイ株式会社
8.日本無線株式会社
9.日本郵船株式会社
10.能美防災株式会社
11.パシフィックコンサルタンツ株式会社
12.三井住友建設株式会社
13.三井不動産株式会社
14.三菱HCキャピタル株式会社
15.三菱倉庫株式会社
16.国立大学法人室蘭工業大学 内海研究室

<主催企業:1社>
17.将来宇宙輸送システム株式会社

<事務局企業:2社>
18.ASTRO GATE株式会社
19.株式会社日本総合研究所

より発展的なワーキンググループを継続開催へ
今後、今回の発表内容をさらに発展させるため、来年度の開始を目標に新たなワーキンググループの立ち上げを検討しています。

陸上および洋上の各施設の設計解像度を一層高める継続検討や、実証プロジェクトの準備を進めるとともに、今回のNSPコンセプトを基盤に、収益創出や資金循環を促進する新たなビジネスモデルの検討も視野に入れています。
ワーキンググループのメンバー募集は、その詳細が固まり次第お知らせします。

一般社団法人スペースポートジャパン 代表理事 兼 元JAXA宇宙飛行士 山崎直子氏コメント
次世代型宇宙港ワーキンググループ(NSP-WG)の皆様、活動報告会の開催誠におめでとうございます。2024年8月のNSP-WGの発足からこれまでの間、関係者の皆様がそれぞれの立場から熱意をもって議論を重ね、次世代型宇宙港の具体的なビジョンを形にしてこられたことに、心から敬意を表します。

今回の報告により構想が着実に前進しつつあること、また様々な主体の知見や情熱が結集していることを改めて感じました。

宇宙港は、ロケット発射のインフラにとどまらず、地域創生、産業振興、そして国際連携の拠点としても大きな可能性を秘めています。この取り組みが、わが国の宇宙活動の新たな扉を開くものとなることを、心より期待しております。

私たちスペースポートジャパンとしても、引き続き皆様と協力しながら、実現に向けた環境整備や社会的理解の促進に尽力してまいります。
報告会で発表された成果が、次なるアクションへの確かな礎となり、ここから未来の宇宙港が具体的に形づくられていくことを願っております。


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