大手自動車関連企業やVCからの出資を受けて事業開発を進めている株式会社Bashow(本社:東京都中央区、代表取締役:程塚正史、以下「当社」)は、2025年11月1日から、クルマなどで移動中の人に、その場所周辺のトピックを、数分に一回、短い音声で案内するスマホアプリ(アプリ名「Bashow」、iOSおよびAndroid)によるサービスの運用を、首都圏中心部にて開始します。このアプリは、SDV(Software Defined Vehicle)化が進む自動車領域にて、将来的に車載アプリ化することを目指しています。

地域トピック案内アプリ"Bashow"のイメージ図
◆自動車のSDV化と車載アプリ市場
昨今、自動車業界ではSDV化の重要性が共通認識となり、自動車の販売後もソフトウェアによって継続的にクルマの付加価値を高める取組みが進められています。世界の主要市場では中国や欧州が先行しており、伝統的な完成車メーカーだけでなく、新興EVブランドや各種メガサプライヤーなど様々なプレイヤーが、車載アプリ活用による車室内のUI・UXの革新を図っています。米国の調査会社GMIによると、車載アプリ市場は2030年代前半には数十兆円規模となります。特に、インフォテインメント(「情報(information)」や「娯楽(entertainment)」)領域のアプリの伸びが期待されています。
◆車載アプリ市場における当社アプリの位置づけ
当社は、インフォテインメント領域の車載アプリの先駆けとなるサービスを展開します。すでに海外ではアプリを車載化する取組みが進んでいますが、移動中ならではの体験をもたらすアプリはまだ登場していないと当社は考えます。また、当社は先駆けとなるサービスを展開することで、将来的には車載アプリ市場の基盤システム構築を目指します。
今回、2025年11月1日から、まずはスマホアプリにて、地域トピック案内アプリ"Bashow"の広域運用を開始します。これは、昨年2024年度、さいたま市、静岡県掛川市・菊川市・御前崎市、横浜市の3地域にて実証的に運用した際の成果や課題を踏まえ、アプリの機能やUIを大幅に刷新したものです。運用地域は首都圏の中心部であり、概ね国道16号の内側および湘南エリアとなります。詳しくは下記をご参照ください。
2025年11月1日からの運用エリア(市区町村コード順)
―埼玉県―
さいたま市、川越市、川口市、所沢市、上尾市、春日部市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、八潮市、富士見市、三郷市、吉川市、ふじみ野市、白岡市、三芳町、松伏町
―千葉県―
千葉市、市川市、船橋市、松戸市、野田市、習志野市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ヶ谷市、浦安市、白井市
―東京都―
区部(東京23区)、立川市、武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、多摩市、稲城市、西東京市
―神奈川県―
横浜市、川崎市、横須賀市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、逗子市、茅ヶ崎市、大和市、海老名市、綾瀬市、葉山町、寒川町、
◆アプリの使い方・楽しみ方
地域トピック案内アプリ"Bashow"の使い方はシンプルで、アプリを起動してスタートボタンを押すだけです。その後、移動中に、その場所周辺のトピックを、数分に一回、15秒程度の短い音声で案内します。トピックとは、「そこの○○というお店では○○が人気」「この近くの○○神社には……という歴史がある」など、お店や地域のちょっとした情報です。様々なトピックを聞き流すことで、新たなお店との出会いや、地域への愛着をもたらし、関心の幅を広げるという価値を提供します。
アプリ画面には、トピックを音声で案内した後に、トピックの文面を表示します。また、案内したお店などのホームページへのリンクや地図を表示するため、より詳しい情報を知りたい場合や実際に訪問したい場合はアプリ画面からリンクをたどってもらうことができます。

”Bashow”のトピック発話イメージ
アプリはiOSおよびAndroidに対応しており、無料でお使いいただけます。クルマでの移動中が典型的な利用シーンと捉えていますが、歩いているときや電車に乗っているときも楽しくお使いいただけます。

"Bashow"アプリ画面
なお、米国市場には、運営会社等がプリセットした情報を、特定の場所で読み上げるスマホアプリがありすでにいくつかは事業化されています。一方で当社は、情報をプリセットするのではなく、一般公開されている情報から半自動的に膨大なトピックを創出しており、コンテンツ量が米国市場での事例と2桁違うと捉えています。同じ地域を日常的に移動する場合も違うトピックの案内が可能で、繰り返しお楽しみいただけます。
◆今後の展開
- 広告の搭載
当社はまず、地域トピック案内アプリ"Bashow"自体の収益化を図ります。今後、飲食や小売など店舗等を持つ事業者の広告搭載を予定しています。もとよりアプリで案内するトピックは店舗等の情報であるため、多くの利用者に広告コンテンツを違和感なく受け入れてもらえる可能性が高いと捉えています。
- 他社サービスへのトピック提供地域トピック案内アプリ"Bashow"で案内する膨大なトピックは、一般公開されている情報を元に当社システムが繰り返し半自動的に創出しているものです。これらのトピックを、当社アプリ"Bashow"で使うだけでなく、モビリティサービス会社など各種プレイヤーへの提供を予定しています。すでに名古屋鉄道株式会社様と同様の取組み実績がありますが、この拡大を進めます。
- タイミング判断機能の構築と運用
地域トピック案内アプリ"Bashow"は、今後、利用者の属性・趣味嗜好はもちろん、場所、時間、天気などリアル環境のデータに基づいてトピックを出し分ける、タイミング判断機能を搭載します。このタイミング判断機能は当社独自のAIであり、リアル環境に基づいてコンテンツをレコメンドする機能は世界的にも類例がないと捉えています。今後、このタイミング判断機能を用いて、他のエンタメ企業等とともに移動中ならではアプリやサービスを構築したり、車載アプリ市場の基盤システムとすることを目指しています。
近年の自動車産業は、電動化、自動運転という大きな変化の「山場」を迎えてきました。日本の自動車産業は、必ずしもこれらの山場で先行してきたわけではないと捉えています。次なる山場は車載アプリの普及と見込まれます。当社は、車載アプリ市場にて先駆け的な存在となり、日本の自動車産業の中興に貢献してまいります。
◆お問い合わせ
株式会社Bashow
東京都中央区日本橋室町1-11-12 日本橋水野ビル7階
代表取締役 程塚正史
info@bashow.co.jp
※当社は創業2年目の若いスタートアップですが、大手自動車関連企業のTPR、東京大学の田中謙司教授をアドバイザーとするVCのアルバクロスからの出資を受けて事業開発を進めています。
当社の基本情報に関してはこちらをご覧ください。
https://bashow.co.jp/
アプリの詳細や利用シーンのイメージ動画はこちらをご覧ください。
https://bashow.co.jp/bashowapp
https://www.instagram.com/bashow_app/
当社が見据える未来像についてはこちらをご覧ください。
https://note.com/hodots_bashow
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