約1,500店舗の書店と本の総合情報アプリ「本コレ」サービス提供開始記念 記者発表会を開催 - PR TIMES|RBB TODAY
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約1,500店舗の書店と本の総合情報アプリ「本コレ」サービス提供開始記念 記者発表会を開催

「情熱を持って手を取り合う時」──今村翔吾氏が出版業界に呼びかけた連携の意義

出版業界8社が出資(※1)し、「オープンデータで世の中を変える」ことを目指す株式会社Catalyst・Data・Partners(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:田中 康正、以下「CDP」)は、書籍・コミック・雑誌などの本と全国約1,500店舗(※2)の書店情報が分かる総合情報アプリ「本コレ」のサービス提供開始記念記者発表会を、2025年10月23日(木)に書店文化の象徴ともいえる神保町の出版クラブにて開催いたしました。
■「本コレ」アプリ

左から、三省堂書店 代表取締役社長 亀井 崇雄さま、梅田 蔦屋書店 北田 博充店長、直木賞作家 今村 翔吾さま、カリスマ書店員 花田 菜々子さま、CDP 代表取締役社長 田中 康正

記者発表会では、日本図書普及株式会社 代表取締役社長・野間 省伸さまより、「本コレ」への期待と祝意が司会による代読として述べられ、出版業界の未来を見据えたメッセージとして紹介されました。三省堂書店 代表取締役社長・亀井 崇雄さまからは、書店復興に向けた出版業界の連携の意義についてお話しいただきました。

また、地域と書店をつなぐ活動でも広く知られ、読者との距離を縮める取り組みを続けている直木賞作家・今村 翔吾さま、多数の著書を執筆し、独立系書店「蟹BOOKS」の店主としても注目を集めるカリスマ書店員・花田 菜々子さま、そして、梅田 蔦屋書店の店長であり、ひとり出版社「書肆汽水域」や全国の書店員が日本で一番面白い書店フェアの企画を競い合うBook Fair Championship実行委員長としても活動を行う北田 博充によるトークセッションを実施いたしました。
■主な発表トピックス
・出版業界の課題に挑む書店業界の共通プラットフォームを目指す
書店数・出版市場の縮小に対し、読者と書店の接点を再構築する新たな取り組みであり、2025年10月23日時点で1,452店舗の書店が参画。2028年度までに3,000店舗の参画書店、月間のユーザー数300万人を目指す。
・2026年度中に全国1,200店舗以上と在庫検索・会員証表示など多機能を搭載予定
リアル店舗との連携を強化し、利便性と来店促進を両立。
・今後は教育・地域連携・書店横断企画など、社会的展開も視野に
「BOOK MEETS NEXT」「Book Fair Championship」などの企画を通じて、読書文化の活性化を目指す。


CDP代表取締役社長 田中 康正
CDP代表取締役社長 田中 康正
出版市場の縮小や書店数の減少という業界課題に触れ、「本コレ」は書店と読者の接点を再構築し、データを活用した読書体験の可視化によって、読者に新たな本との出会いを提供していきたい。また、2026年には在庫検索対応店舗を全1,500店の内、約1,200店までに拡大し、2028年度までに参画書店3,000店舗、月間ユーザー数300万人を目指していきたい。




三省堂書店 代表取締役社長 亀井 崇雄さま
参画書店を代表して三省堂書店 亀井社長からのメッセージ
「本コレ」アプリの運用開始にあたり、参画書店を代表して心よりお祝い申し上げる。
書店同士が協力し合うきっかけとして、「本コレ」は非常に意義ある取り組みであり、TSUTAYAの顧客基盤と連携することで、各書店の魅力を発信できる絶好の機会になると期待している。



■直木賞作家・今村 翔吾さま、カリスマ書店員・花田 菜々子さま、梅田 蔦屋書店 北田 博充店長
今村さんは「書店は発見の場所であり、ひとつの居場所。出版不況が続く中で、図らずしも書店が文化の拠点やインフラであること世の中に伝わっていると思う」と書店の現在地を示されました。

花田さんも同様に「書店は自分自身の内面的な価値を大事にして良いのだということを思い出させてくれる場所」だと書店の意義を語られました。

左から、梅田 蔦屋書店 北田 博充店長、直木賞作家 今村 翔吾さま、カリスマ書店員 花田 菜々子さま、

また、「本コレ」アプリについて今村さんからは「書店が垣根なく繋がることで、立ち寄れる場所がすぐに分かるのは読者にとって有意義」とご評価いただきました。

花田さんは「『本コレ』アプリを通して新しい繋がりができたらいいなと思う。本屋の求人と働きたい人がマッチングできたら助かります」とこれからの「本コレ」に期待をしていただきました。

そして、「出版不況は危機的な状況にあり、出版以外の業界の参入も必要。緩やかではなく、激しく情熱を持ち、みんなで手を取り合って立ち向かっていかないといけない」と今村さんが課題提起すると、北田も「自分たちが変えてやるという思いがないと変わっていかない。『本コレ』がそのきっかけになる」と力を込めました。

※1:(五十順)株式会社KADOKAWA、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、株式会社学研ホールディングス、株式会社講談社、株式会社集英社、株式会社小学館、日販グループホールディングス株式会社、株式会社ポプラ社
※2:(五十音順)旭屋書店、あゆみBOOKS、小川書店、オリオン書房、蟹ブックス、紀伊國屋書店、きのしたブックセンター、くまざわ書店、CROSS BOOKS、啓文堂書店、佐賀之書店、三省堂書店、三洋堂書店、ジュンク堂書店、正和堂書店、積文館書店、たきぶっく、多田屋、ダヴィンチストア、チャプターズ・ブックストア、TSUTAYA・TSUTAYA BOOKSTORE、蔦屋書店、パルコブックセンター、フタバ図書、BOOKS えみたす、BOOKSHOP TRAVELLER、Bookstand UKARA、BOOK CENTER QUEST、BOOK PARK miyokka!?、文榮堂、文教堂、ページ薬局、PAPER WALL、本棚珈琲、ほんまる、本屋B&B、丸善、谷島屋、よむよむ、LIBRO(2025年10月23日時点 計1,452店舗)
■「本コレ」アプリの主な機能と特長
「本コレ」は、全国の書店と読者をつなぐ“本のポータルアプリ”として、「書店検索と店舗情報表示」「書籍の在庫検索」「レビュー、おすすめ、ランキング」「タグによる検索と分析機能」「書店のCRM機能」などを提供しています。今後は、ランキング機能をはじめ、出版社向けにCRMツールや読者分析などの高度なマーケティング支援機能も順次追加予定です。
CDPは、今後も各社とのデータを連携さらに進め、オープンに共有・活用を促進することで、出版および書店業界の未来を切り開き、顧客に新たな価値を提供し続けていまいります。


■参考資料
株式会社Catalyst・Data・Partners(読み:カタリスト・データ・パートナーズ)
・住所:〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目3番3号横浜コネクトスクエア14階
・代表者:代表取締役社長 田中 康正
・コーポレートサイト:https://www.cdp-ltd.co.jp/
事業概要
・AIを活用したデータベースSaaSの提供
・出版業界における需要予測サービスの提供
・書店のBOOK購買DATABASE「CANTERA」の販売
・TSUTAYA/蔦屋書店の購買DATABASE「DB WATCH」の販売
・書店へのVポイントサービス提供
・「本コレ」アプリの運営

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