2025年9月18日
株式会社Zenport(本社:東京都千代田区、代表取締役:太田文行)は、グローバルサプライチェーンの全データを一括管理するデータハブ「ZENPORT」の新機能として、AI技術と人間の専門性を融合させたAI-BPOサービス「ZenRead」をリリースいたします。
本サービスは、長年手作業に頼ってきた、発注・出荷・商品などの輸入書類データの基幹データへの変換という正規化プロセスを自動化し、グローバルサプライチェーンにおける非構造化データの構造化という業界の重要課題に対する革新的なソリューションを提供します。
■グローバルサプライチェーンにおけるデータ処理の課題
ガートナーなどの調査によれば、企業で扱われているデータの8~9割が非構造化データであると報告されています。特にグローバルサプライチェーンにおいては、船積書類 ~インボイス、パッキングリスト、B/L、原産地証明など~ をはじめとした大量の非構造化データの処理が、長年にわたり手作業で行われてきました。
この状況は以下のような課題を生んでいます:
- 膨大な人的リソースと時間の消費
- ヒューマンエラーのリスク
- データ処理のスケーラビリティの限界
- リアルタイムでのデータ活用の困難さ
■ 「ZenRead」:人間とAIの協調による革新的アプローチ
ZENPORTの新しいAI-BPOサービス「ZenRead」は、100%の正確性が求められる企業データの構造化において、AI-OCRだけでは達成困難な完全自動化の課題に対し、「Human in the loop」の考え方に基づく独自のソリューションを提供します。
本サービスの特徴:
- AI技術による初期処理の自動化:高度なAI-OCR技術により輸出書類の読み取りと初期構造化を実行人間の専門性による品質保証:AIが処理したデータを専門スタッフが検証・補正
- 基幹データとの自動連携:構造化されたデータをZENPORT内の基幹システムと自動的に連携
- 継続的な学習と改善:処理結果をフィードバックすることでAIの精度を継続的に向上
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■ SmartGridを活用した統合的なデータ管理
本サービスは、以前リリースした「SmartGrid」機能をハブとして活用し、さらなる機能強化を実現しています。SmartGridは、ZENPORTの中核となるデータ可視化・操作基盤として、AI-BPOサービス「ZenRead」で処理されたデータを組織横断的に活用可能にします。
これにより実現される効果:
- プロセスや組織を超えたシームレスなデータ連携
- リアルタイムでの構造化データの活用
- 意思決定の迅速化とビジネスの加速
- データドリブンな業務改革の推進
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■将来のAIエージェント構築への布石
ZENPORTは、今回のAI-BPOサービス「ZenRead」とSmartGridの統合を、将来的なAIエージェント構築の基礎と位置づけています。非構造化データの自動構造化は、より高度なAI活用への第一歩であり、今後さらなる自動化・知能化を推進してまいります。

■ZENPORT: 認知多様性から豊かさと革新が生まれる世界へ
ZENPORTは、全世界のデータ・人・経済がシームレスに繋がり、認知多様性の活用を通じ、豊かさと革新が持続する世界の実現をめざしています。
このような理念のもと、独自の統合アーキテクチャ「ZenConnect」を核に、全プロセス・全組織のデータを有機的に連携し、さらに標準データ連携基盤「ZenSync」とパーソナライズされた業務体験を実現するUI(画面機能)「ZenGrid」により、全関係者が組織横断的なデータをもとに最適な意思決定できるエコシステムを構築しています。
会社概要
社名: 株式会社Zenport
所在地: 〒100-6611 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー11階
代表者: 代表取締役 太田文行
ビジョン: 「互いの違いが、活きる世界へ。」
ミッション: 「組織やプロセスを超えて、データをつなぐ。ビジネスが加速する。」
本件に関するお問い合わせ
株式会社Zenport 広報担当
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