博多祇園山笠 『十三番山笠ソラリア』 奉納・披露 - PR TIMES|RBB TODAY
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博多祇園山笠 『十三番山笠ソラリア』 奉納・披露

奉納を始めて今年で35年目を迎えます!~決戦壇ノ浦、宰府浦ノ城合戦を飾り山笠でダイナミックに表現します!~

西日本鉄道(株)では、2025年7月1日(火)から7月14日(月)までの期間中、当社が運営する商業施設「ソラリアプラザ」の1階イベント広場「ゼファ」にて、博多祇園山笠の飾り山笠「十三番山笠ソラリア」を奉納・披露いたします。

ソラリアの山笠は奉納を始めて本年で35年目を迎えます。1991年の奉納開始以来、歌舞伎の芝居や地域の歴史を主題とし、見送りの飾りは西鉄沿線や九州圏内の歴史をテーマとしてまいりました。本年の標題は、表(おもて)が「決戦壇ノ浦(けっせんだんのうら)」、見送り(みおくり)が「宰府浦ノ城合戦(さいふうらのじょうかっせん)」です。

【表】 決戦壇ノ浦

2025年のソラリアの山笠は、十三番と奇数の山笠となります。これまで、奇数の山笠は古来勇壮な荒事をテーマとしてきたことから、今回は有名な合戦「壇ノ浦」を取り上げることとしました。「壇ノ浦」は今から840年前の天下を分けた源平合戦の最終決戦です。豊富なエピソードがある合戦ですが、その中でも、とりわけ「義経の八艘飛び」の場面は源氏勝利の象徴的な場面として語り継がれています。その義経の躍動感を飾り山笠で再現します。

【見送り】 宰府浦ノ城合戦
見送りのテーマは地域の歴史を再発見する内容を紹介しています。今回は「宰府浦ノ城合戦」を取り上げます。「宰府浦ノ城合戦」は、太宰府天満宮の眼前で繰り広げられた南北朝時代の合戦です。元々、敵対関係にあった太宰府の武藤少弐氏に肥後の菊池氏が協調して、幕府から派遣された九州探題の一色氏を退けるといったドラマチックなストーリーのある合戦を飾り山笠で再現します。

当社が奉納・披露する飾り山笠は、天候を気にすることなくさまざまな角度からお楽しみいただけることから、毎年多くの来館者の方にご好評をいただいております。今年も、ぜひソラリアプラザ「ゼファ」に足を運んでいただき、福岡の夏の風物詩・博多祇園山笠の迫力を体感してください。
2025年度博多園山笠 飾り山笠「十三番山笠ソラリア」 奉納・披露について                                                   
【スケジュール】
2025年6月24日(火)10時~ 棒締め
6月27日(金)~29 日(日) 飾りつけ
6月30日(月) 総仕上げ
7月1日(火)10時~ 御神入れ
7月1日(火)~7月14日(月)奉納・飾り山笠披露

【場所】
ソラリアプラザ1階イベント広場「ゼファ」(福岡市中央区天神二丁目2-43)

【名称】
十三番山笠ソラリア

【標題】
表:決戦壇ノ浦(けっせんだんのうら)/博多人形師 置鮎 正弘(おきあゆ まさひろ)氏
見送り:宰府浦ノ城合戦(さいふうらのじょうかっせん)/博多人形師 西山 陽一(にしやま よういち)氏
山大工棟梁 :野中 力(のなか つとむ)氏

(参考) 飾り山笠「十三番山笠ソラリア」 標題解説                               

【表】「決戦壇ノ浦」
平安時代末期、盛況を誇った平家も源氏に追い詰められて都を追われることとなります。権勢を保とうとする平家は、摂津の福原、讃岐の屋島、長門の彦島と西下しました。それに対して、源氏の頼朝が派遣した弟の範頼は先回りして九州を抑え、その弟の義経は瀬戸内海伝いに西に進軍しました。そして、元暦2(1185)年3月24日に関門海峡でついに平家軍とぶつかりました。
当初、平家方が優位に戦いを進めましたが、潮目が変わり、平家方の諸将が次々と打ち取られてしまいます。敗北を悟った平家方の幼い安徳帝、母の平徳子(建礼門院)、祖母の時子(二位尼)は三種の神器とともに入水しました。こうして、権勢を誇った平氏政権は終焉し、新たな源氏の世となった歴史の転換点の戦いは幕を閉じました。
有名な義経の八艘飛びは『平家物語』から生まれた義経伝説の一つです。

登場人物:安徳帝、二位尼、平教経、源義経、武蔵坊弁慶

【見送り】「宰府浦ノ城合戦」
時は14世紀の南北朝時代、太宰府に拠点を置く北朝方の武藤少弐氏と、肥後に拠点を置く南朝方の菊池氏の対立がありました。菊池氏は南朝の後醍醐天皇の皇子 懐良親王(かねながしんのう)を擁して北への勢力を伸ばしておりました。
そうした対立が続く九州へ、九州探題として一色範氏らが攻めてきます。太宰府は一色氏に占拠され、少弐氏は一気に窮地へ追い込まれます。そうした状況で、少弐氏は敵対関係にあった菊池氏に助力を要請、手を組んだ少弐氏・菊池氏と一色氏の合戦が始まります。太宰府の峰の薬師(福岡女子短期大学付近)や浦ノ城直下の竹曲で合戦を経て、少弐氏・菊池氏は一色氏を敗走まで追い込みました。
これら一連の合戦を「宰府浦ノ城合戦」と呼んでいます。菊池氏がこの窮地を救ったことから、少弐氏は子々孫々に至るまで菊池氏を攻めないという起請文を菊池氏に渡しました。後にこの起請文が少弐氏の盛衰に大きく関わることになります。

登場人物:後醍醐天皇、少弐頼尚、菊池武光、一色範氏

(参考) 飾り山笠 十三番山笠ソラリア 表標題「決戦壇ノ浦」イメージアート                




作画:墨絵、陶墨画アーティスト 西元祐貴
世界的な注目を集める墨絵・陶墨画アーティスト。龍や侍などの古典的なモチーフや、スポーツ選手やミュージシャンなどのモチーフを、伝統的な技法にとらわれず、大胆さと繊細さを持ち合わせたタッチで描き、「躍動感」「力強さ」を追求した作品を展開。「陶墨画」は墨絵のごとく陶土の板に釉薬で描き、高温で焼き上げることによって、その躍動感が千年褪せない新しい現代アートである。

(おもな活動歴)
2012年アメリカ・フロリダで開催された「EMBRACING OUR DIFFERENCES」にてワールドベスト作品賞受賞
2023年NHK BSプレミアム「美の壺」出演
2025年「豊川稲荷 新鳥獣戯画」大襖絵プロジェクト開催



(参考)博多祇園山笠公式サイトURL:https://www.hakatayamakasa.com/

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