年頭所感 技術の進化と人の適応力のギャップが生みだす、アイデンティティと信頼への新たな脅威
2025年は、日本企業にとって重要な転換点となりました。APIキーやデジタル証明書などのマシン アイデンティティの保護が、人のアイデンティティの保護と同様に重要であるという認識が広く共有されるようになった一年でした。当社の「2025年マシン アイデンティティセキュリティの現状レポート」が示すとおり、企業内のマシン アイデンティティの数は人のアイデンティティの数の82倍に達しており、2026年にはさらに150%増加すると予測されています。
2026年に向けて、サイバーセキュリティ戦略は変革が求められています。
技術の進化と人の適応力の間でギャップが発生しています。その中心に存在するのはアイデンティティと信頼です。証明書のライフサイクルが短縮される一方で、マシン アイデンティティは加速度的に増加しており、従来の手動プロセスに依存した運用では、脆弱性を生み出すリスクが増大しています。
自律型AIエージェントの台頭もまた、新たな課題をもたらします。アイデンティティが新たなセキュリティ境界線となる中、強固なガバナンスがなければ、こうしたエージェントの意図しない挙動を通じて広範囲な混乱を生む可能性があります。
AIエージェントの性質、マシン アイデンティティの急増、そしてスピードとセキュリティのバランスという課題が同時に進行する現在において、企業には技術とガバナンス双方でのイノベーションが求められます。AIの急速な進化から生じるリスクを予測し、適切に管理する能力が、今後の競争力と事業継続性を左右することになると考えます。生産性向上の実現においても、セキュリティと信頼を損なわない仕組みが不可欠です。
また、人的要素も引き続き重要です。経済環境の変化に伴い、内部関係者によるサイバーリスクは増大し、AIが浸透した社会においては、批判的思考の低下に伴い、誤情報の影響力が増す可能性があります。組織は、アイデンティティ セキュリティの技術的課題に加え、信頼を揺るがす人的・社会的要因にも目を向ける必要があります。
CyberArkは、アイデンティティ セキュリティのリーディング カンパニーとして、これらの課題を解決するソリューションの提供に注力しています。すべてのアイデンティティを保護し、組織の貴重なデジタル資産を守ることにより、企業・組織が安全かつ持続的に成長できる環境の実現に貢献してまいります。
2026年が皆さまにとってより良い一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
本年も変わらぬご支援ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2026年1月吉日
CyberArk Software株式会社
カントリー・マネージャー 兼 ソリューションズ・エンジニアリング本部長
佐野 龍也
配信元企業:CyberArk Software株式会社
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ

